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エステ&アーユルヴェーダサロン ROSA [東京都]  鈴木 まり 先生

太白ごま油のデトックス効能!うがいやスキンケア等の使い方

太白ごま油のデトックス効能!うがいやスキンケア等の使い方

「キレイの先生」編集部です。

「え? ごま油ってお肌のお手入れにも使えるんですか!?」

あるサロンの先生に取材をしているときのことでした。アーユルヴェーダ*ではごま油がよく使われるという話になりました。

料理の香りづけにごま油は大好きですが、スキンケアにも使えるとは…(勉強不足でお恥ずかしいのですが…)。

少し調べてみると、太白ごま油はスキンケア以外でも、うがいなどに使うこともできるようです。

そこで今回、エステ&アーユルヴェーダサロン ROSA の鈴木 まり 先生に、太白ごま油の効能や使い方を教えていただきました。

* アーユルヴェーダとは:
アーユルヴェーダは、世界でもっとも古いインドの伝統医学です。人が持っている自己治癒力を高める療法で、日本では健康美容法として取り入れられています。鈴木 先生の記事「化粧水は二度づけ! 医学の母・アーユルヴェーダが教えるスキンケア」でも、アーユルヴェーダについての簡単な解説がありますので、そちらもご覧になってみてください。

目次

アーユルヴェーダとごま油
・アーユルヴェーダのセサミオイル
・アーユルヴェーダでのオイルの使い方

太白ごま油の効能
・太白ごま油とは
・肝臓などにアプローチするデトックス効果
・ゴマリグナン・リノール酸・オレイン酸などの栄養素

アーユルヴェーダオイルの作り方
・太白ごま油を湯煎する
・ホーリーバジルとブレンド
・シナモン・ブラックペッパーとブレンド
・その他とブレンド

太白ごま油の使い方
・1. うがい
・2. フェイスマッサージ
・3. フェイスパック
・4. お腹のマッサージ
・その他

まとめ

アーユルヴェーダとごま油

アーユルヴェーダのセサミオイル

アーユルヴェーダで使われることが多いのは、ごまから抽出したセサミオイルです。ROSA でも使っています。

ただ、おそらく料理で使われることの多い、香ばしいごま油とは、少し種類が違います。

一般的な香ばしいごま油は、ごまを焙煎(乾煎り)してから油を抽出したものです。

それに対して、アーユルヴェーダで使うものは、焙煎せずに生のごまから抽出したピュアオイルです。

それも、アーユルヴェーダの本場インドでは、専門の製法で作られたセサミオイルが、薬局で医薬品として取り扱われ、それがアーユルヴェーダで使用されています。ROSA で使っているセサミオイルも、専用のものです。

ただ、ご家庭でそれを用意するのは大変でしょうから、スーパーなどでも市販されている白ごま油(太白ごま油)で代用することができます。

アーユルヴェーダでのオイルの使い方

アーユルヴェーダでは、セサミオイルをベースオイルとしてよく使います。ベースオイルとは、マッサージオイルなどをブレンドして作るとき、基材にするオイルのことです(ちなみに、ココナッツオイルもよく使われます)。

ROSA でも、セサミオイルがベースのブレンドオイルを、ドーシャ(*1)ごとに用意しています。それをトリートメント(マッサージ)などで使います。

アーユルヴェーダでの太白ごま油の使い方

その他、額にオイルを垂らし続けるシロダーラなどにも、セサミオイルは使われます。

さらに、本場インドでは、ドクターの処方のもと、セサミオイルを目や耳に垂らす療法(*2)もあります。

このように、アーユルヴェーダでは、セサミオイルはとても幅広く使われているオイルです。

*1 ドーシャとは、アーユルヴェーダで3つに分類される体質・性質のことをいいます。詳細は「アーユルヴェーダ的 じぶんの体質でアロマオイルを選ぶ」をご覧ください。

*2 真似はせず、行うときは専門家の指示に従うようにしてください。

太白ごま油の効能

太白ごま油とは

アーユルヴェーダのセサミオイルの代用になるのは、一般的な香ばしいごま油ではなく、白ごま油(太白ごま油)です。

先程ご紹介したように、製法に違いがあります。

・ごま油
ごまを焙煎してから油を抽出

・白ごま油(太白ごま油)
ごまを焙煎せずに生のままで油を抽出したピュアオイル(透明なオイルで香りもほとんどありません)

白ごま油はスーパーなどでもお取扱いしています。

肝臓などにアプローチするデトックス効果

インドでは、薬局にセサミオイルがあるように、ごま油は万能薬です。

特に、デトックスの効能に優れています。

それは、ごま油が肝臓にアプローチするとされているためです。肝臓はアルコールを分解する臓器として知られているように、デトックスの機能を持っています。

太白ごま油のデトックス効能

アーユルヴェーダは、病気を治療するわけではありません。人が持つ自己治癒力を高め、自分自身で病気を治す、というのがアーユルヴェーダの考え方です。

自己治癒力を高めるには、身体に悪いものを取り除くことが必要です(アーユルヴェーダでは、身体に悪い老廃物を「アーマ」といいます)。

身体がデトックスされれば、気怠さや疲労感も取れますし、健康になります。美肌にも良いですね。

それを手伝うのがセサミオイル、つまりごま油です。

ゴマリグナン・リノール酸・オレイン酸などの栄養素

また、ごま油には下記のような栄養素が含まれています。

■ ゴマリグナン
健康食品などによく含まれている「セサミン」という栄養素をお聞きになったことはありませんか? ごまに含まれているセサミンは、ゴマリグナンの一種です。
ゴマリグナンには抗酸化作用があります。
身体の細胞が酸化すると老化の原因になったり、お肌では肌トラブルにつながったりしますから、ゴマリグナンはアンチエイジングにもなりますね。

■ リノール酸
不飽和脂肪酸の一種で、身体には必要不可欠な栄養素ですが、体内で作ることができません。

■ オレイン酸
こちらも不飽和脂肪酸の一種ですが、老化を予防する効能があるとされています。また、お肌の皮脂*に多く含まれている成分のため、美肌にも良いです。

* 編集部の補足:皮脂について
皮脂は毛穴から分泌されていて、汗などの水分と混じり、「皮脂膜」となってお肌を覆います。皮脂膜は、紫外線など外部の刺激からお肌を守ったり、お肌の中の水分が蒸発しないようにカバーしたり、お肌の潤いには欠かせないものです。皮脂の働きについては、「皮脂の働きを理解しオイリー肌・脂性肌のスキンケアにいかす」を合わせてご覧ください。

アーユルヴェーダオイルの作り方

太白ごま油を湯煎する

ご家庭で白ごま油(太白ごま油)を使用するとき、そのまま使うわけではありません。

いちど加熱処理する必要があります。これを「キュアリング」といいます。アーユルヴェーダのセサミオイルも加熱処理されています。

ご家庭では、湯煎が行いやすいでしょう。白ごま油を100度くらいで、10~15分湯煎してください。

そして、それを冷ましてから使います。まだ温かいうちに使うのがベストです。

加熱処理した白ごま油は、できるだけ早く使い切るのが基本ですが、常温で半年間ほどは保存が効きます。

ホーリーバジルとブレンド

アーユルヴェーダのセサミオイルは、ベースオイルとして使われることも多く、そこにハーブや香辛料をブレンドしていきます。ROSA でも、セサミオイル単独ではなく、それをベースにしたブレンドオイルを使っています。

白ごま油は、もちろんそれだけで使うこともできます。ただ、ブレンドするのもおすすめです。

まずブレンドでおすすめなのが、ホーリーバジルです。

太白ごま油にホーリーバジルをブレンド

ホーリーバジルは、インドではセサミオイル・ココナッツオイルと並んで代表的な生薬です。ごま油と同じように、こちらも万能薬です。

福島県ではホーリーバジルを埋めるイベントが開催されるなど、浄化作用があります。

ホーリーバジルは、苗でも売っていますし、パウダーもあります(インターネット通販でも購入できます)。

白ごま油とブレンドする方法は、湯煎するときに一緒に入れるだけです。苗でお持ちのときは、枝ごと入れましょう。

保存するときも、そのままつけ置きで大丈夫です。

ホーリーバジルのブレンドオイルは、イグサのような香りでリラックスでき、アトピー肌のケアなどにもお使いいただけます。

シナモン・ブラックペッパーとブレンド

冷え性の方には、シナモンとブラックペッパーをブレンドするのもおすすめです。

太白ごま油にシナモンをブレンド

ブラックペッパーは、ホールタイプ(粉末になっていない粒のもの)を使います。

白ごま油を200mL作るとしたら、
・シナモン:1枝
・ブラックペッパー:5~10ホール
を目安にして、一緒に湯煎しましょう。

こちらも保存するときは、つけ置きのままで大丈夫です。

その他とブレンド

その他にも、バジルなどのハーブや、グレープフルーツなどの柑橘系の皮で、ブレンドオイルを作ることもできます。

また、精油(エッセンシャルオイル)*を加えるのも良いですね。ご自分のお好きな精油を加えれば、良い香りのブレンドオイルが出来上がります。

このように、白ごま油はそれだけで使うこともできますが、色々なブレンドができる、それも楽しめます。

* 編集部:精油は効能でお選びされるのも良いと思います。精油の種類と効能については、「エッセンシャルオイルの使い方|肌には美容オイルとブレンド」も合わせてご覧ください。

太白ごま油の使い方

では、白ごま油(太白ごま油)の使い方をみていきましょう。うがいからスキンケア、マッサージなど、たくさんの使い方があります。

1. うがい

太白ごま油の使い方(うがい)

白ごま油でうがいすると、口内の粘膜のデトックスになり、免疫力を高められます。口臭や風邪の予防にも良いですね。

方法は簡単で、いつものうがいを水から白ごま油に変えるだけです。インドではうがいした後もそのままですが、気になる方は水でゆすいでください。

「喉の調子が悪いな…」というときは、夜寝る前に、白ごま油でうがいするのもおすすめです。

2. フェイスマッサージ

肌と髪を形成するホルモンは肝臓から作られています。ごま油は肝機能にアプローチする効能がありますから、美肌にも良いアイテムです。

白ごま油は肌なじみも良いので、お肌に直接つけることができ、スキンケアに使えます。しみや小じわ、くすみといったお悩みにおすすめです。

スキンケアでの使い方のひとつが、フェイスマッサージです。

洗顔後、化粧水をつける前に、白ごま油を顔になじませます。きちんとしたマッサージではなくても、化粧水をつけるように*、白ごま油をただつけるだけでも大丈夫です。

特に、目の周りは小じわやクマが表れやすい場所ですから、そこを白ごま油でくるくると中指と薬指の腹を使ってマッサージしてあげると効果的です。

太白ごま油の使い方(フェイスマッサージ)

* 編集部:鈴木 先生には以前、化粧水のつけ方のアドバイスもいただきました。「化粧水は二度づけ! 医学の母・アーユルヴェーダが教えるスキンケア」も合わせてご覧ください。

3. フェイスパック

白ごま油はスキンケアとしては、フェイスパックにも使えます。

白ごま油を顔に乗せて、20分くらいしたら落とします。先程ご紹介したホーリーバジルのブレンドオイルも、フェイスパックに良いですね。

(ちなみに、白ごま油を落とすときは、できるだけティッシュなどで拭き落とすようにしましょう。タオルで拭いても良いですが、そのタオルを洗濯して乾燥機にかけると、発火の危険性があります。実際、過去にそのような事故がありました)

4. お腹のマッサージ

白ごま油は肝臓にアプローチしますから、(肝臓のある)お腹を中心にしてマッサージするのもおすすめです。

このとき、白ごま油はたっぷり使って、お腹を全体的にマッサージしてあげてください。

太白ごま油の使い方(お腹のマッサージ)

それは、アーユルヴェーダには「マルマ」という考え方があるからです。マルマは、つぼと同じようなものですが、つぼよりも面が大きいとされています。

お腹を広めにマッサージすることで、マルマを刺激してあげることができます。

その他

インドでは、白ごま油を目や耳に垂らす使い方もされていると紹介しました。うがいと同じように、免疫力を高める効果があります。

これはアーユルヴェーダのドクターのもと行われる療法なので、日本で行うのはなかなか難しいです。

ただ、白ごま油を脱脂綿に含ませて、それで耳のマッサージなどを行うことはできます。これだけでも免疫力アップにつながります。

* ごまに食品アレルギーのある方は、太白ごま油の使用はご遠慮ください。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

近所のスーパーにも置いてある太白ごま油が、こんな優れものだったなんて知りませんでした。料理だけではなく、うがいからスキンケアにも、本当にたくさんの使い方ができますね。

まさに食べられるスキン・ボディケアのアイテムです。自然由来なのも嬉しいところです。

しかし、昔の人々は本当にすごい! アーユルヴェーダの話をお聞きすると、いつもそう感じます。

アーユルヴェーダが生まれたのは、何千年も前です。当然、科学も発展していません。白ごま油にどんな効能があるか、科学的にまったく証明されていない時代です。

それでも当時の人々は「白ごま油は良い」と分かっているんですよね…。

その伝統や知恵が今でもこうして活かされています。

白ごま油の使い方は、そんな何千年にも渡って受け継がれてきたアーユルヴェーダの伝統の一端を、感じられるのではないでしょうか?

(取材:「キレイの先生」編集部 文:エステ&アーユルヴェーダサロン ROSA 鈴木 まり 先生、「キレイの先生」編集部)

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