美容のスペシャリストが教えるキレイ

アロマ化粧水を手作り!ローズウォーターを使った作り方をプロに聞く

本日のキレイの先生

高橋 志保 先生

手作り保湿化粧水の簡単な作り方!乾燥肌向けグリセリン入り

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「手作りアロマ化粧水」です。

東京都飯田橋 アロマルームセラピー La Estrella の高橋 志保 先生に取材させていただきました。

先生は、アロマの国際資格もお持ちになっているアロマセラピストさんです。

アロマで手作りする化粧品は私も大好きで、自分のお肌の状態やアロマの効能で材料を選ぶこともできますし、もちろん好みの香りで選んでも良いです。

どんな材料で作っているかも分かるので、安心感もあります。

今回、高橋先生に教えていただいたのは、ローズウォーターにグリセリンを加えた保湿化粧水の作り方です。

材料を混ぜるだけで出来るので、作り方も簡単ですよ。

目次

アロマで保湿化粧水を手作りする
手作りアロマ化粧水は50mLずつくらい作るのがおすすめ
材料1. ローズウォーターなどのフローラルウォーター 40mL
材料2. グリセリン 10mL
材料3. 精油 4~5滴

アロマ化粧水の作り方
・手順1. グリセリンと精油を混ぜ合わせる
・手順2. フローラルウォーターを半分加えて混ぜる
・手順3. 残りのフローラルウォーターを加えて混ぜる
・手作り化粧水の使い方

編集部の選ぶローズウォーター配合のおすすめの化粧品

まとめ

アロマで保湿化粧水を手作りする

私は普段のお手入れで、サロンでお客様に使用する前に精油の品質をチェックするという意味でも、精油を使って手作りした化粧水・美容オイル・クリームなどを日常的に使っています。

今回は、その中で、手作り化粧水の作り方をご紹介したいと思います。

オールマイティなフローラルウォーターにグリセリンを入れることで、保湿力のある化粧水が簡単に出来上がります。

お肌の乾燥でお悩みの方には、特におすすめです。

手作りアロマ化粧水は50mLずつくらい作るのがおすすめ

まずは、フローラルウォーターで手作りする保湿化粧水の材料をご紹介します。

アロマ化粧水は、天然由来の材料で作ります。

そのため、いちどに大量に作るのではなく、2週間程で使い切るくらいの量で作って、なくなったらまた作るようにすることがおすすめです(長くても、1ヶ月では使い切るようにしてください)。

私自身も普段、アロマ化粧水は50mLの容量をこまめに作るようにしています。

今回の材料も、50mLで作るときの分量でご紹介します。

材料1. ローズウォーターなどのフローラルウォーター 40mL

精油を抽出する際、植物を蒸留(じょうりゅう)して油分と水分に分離させるのですが、その水分が「フローラルウォーター」、油分が「精油」になります

ですので、フローラルウォーターには、植物の水溶性のエキスが含まれています。

フローラルウォーターとは

「キレイの先生」編集部です。フローラルウォーターは、下のように、精油を「水蒸気蒸留法」で抽出するときに出来る副産物です。

1. ハーブを専用の釜に入れて蒸気を当てる

2. ハーブの芳香成分が蒸気に含まれる

3. それを冷却して液体に戻す

4. 油分と水分に分かれて、油分が「精油」に、水分が「フローラルウォーター」になる

水分と油分は混ざり合わず、油分は水分よりも軽いため、水蒸気蒸留した蒸気を液体に戻すと、上が油分・下が水分に分かれます。その下の水分が「フローラルウォーター」になって、ハーブの水溶性の成分が含まれています。

フローラルウォーターには色々な種類があって、例えば「ラベンダーウォーター」や「カモミールウォーター」などがあります。

手作り化粧水の材料には、ご自分のお好きなフローラルウォーターをお選びいただいて大丈夫です。

ちなみに今回は、「ローズウォーター」を選びました。

ローズの花びらは水分が多いため、抽出できる精油の量は少なく、ローズの精油は高価です。

それに対して、ローズウォーターは、多くの量を採取することができ、ローズの精油の代用にすることができます。

例えば、ローズの精油には「幸せホルモン」を促す作用があるといわれていますが、ローズウォーターにも同じような作用が期待できます。

また、ローズウォーターは、どんな肌質の方にもオールマイティにお使いいただけるのも特徴です。

材料2. グリセリン 10mL

アロマ化粧水の保湿力を高めるのが、「グリセリン」です。

私がアロマ化粧水を手作りするときは、植物性のグリセリンを使用しています。

このグリセリンの量で、化粧水をさっぱりさせるのか・しっとりさせるのかの質感を調整します

グリセリンの量が多いほど、しっとりとした化粧水に仕上がります。

今回は、最終的にはワンタッチボトルの容器にアロマ化粧水を入れるため、グリセリンを10mL使用します。

スプレータイプのボトルを容器にする場合は、グリセリンを10mL入れるとしっとりとした化粧水になって、出が悪い可能性もあるので、まずは5mLくらいから調整するのが良いと思います。

材料3. 精油 4~5滴

手作りアロマ化粧水の最後の材料は、精油です。

精油も、フローラルウォーターと同じように、ご自分のお好きなものをお選びいただいて大丈夫です。

今回は、「ローズ」を選びました。

化粧水のベースにローズウォーターを使用していますので、そこにローズの精油を加えることで、分離したローズの水分と油分がひとつになるイメージです。

また、アロマ化粧水には、「フランキンセンス」などもおすすめです。

フランキンセンスは、市販の化粧品にも使われることの多い精油で、皮膚の再生作用があるとされて「若返りの精油」とも呼ばれています。

後は、「ゼラニウム」なども、他の精油と香りを合わせやすく、皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)のバランスを整える作用があるといわれていて、化粧水を手作りするときにもおすすめです。

アロマ化粧水の作り方

では、アロマ化粧水の作り方をご紹介します。

手順1. グリセリンと精油を混ぜ合わせる

まずは、ビーカーなどにグリセリンを10mL入れて、そこに精油を4~5滴加えて混ぜ合わせます。

手作り化粧水の簡単レシピ1

フローラルウォーターが「水分」で、精油が「油分」ですから、その2つをいきなり合わせても混ざり合いません。

そのため、順番としては、まずはグリセリンに精油を溶かしてから、フローラルウォーターに加えます

グリセリンが、乳化剤(にゅうかざい・本来混ざらない水分と油分を混ざり合わすもの)のような役割をするとお考えください。

手順2. フローラルウォーターを半分加えて混ぜる

グリセリンと精油が混ざり合ったら、フローラルウォーターをまずは20mlくらい加えて混ぜます。

手作り化粧水の簡単レシピ2

手順3. 残りのフローラルウォーターを加えて混ぜる

混ざったら、残りのフローラルウォーターを入れてまた混ぜます。

きれいに混ざり合ったら、ボトルに移して手作りアロマ化粧水の出来上がりです。

手作り化粧水の簡単レシピ3

フローラルウォーターは、今回のように2回に分けずに、1回でまとめて入れてしまっても大丈夫です。

ただ、2回に分けて少しずつ混ぜ合わせる方が、きれいに混ざり合いますよ。

手作り化粧水の使い方

ローズウォーターで手作りした化粧水は、贅沢なローズの香りがして、お肌のお手入れをしていても幸せな気持ちになれます。

オールマイティなローズウォーターにグリセリンを加えることで保湿力もアップしますので、乾燥肌の方には特におすすめのレシピです。

使用時は、ボトルを振ってから、お肌にたっぷりとなじませてください。

編集部の選ぶローズウォーター配合のおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、高橋先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだローズウォーター配合のおすすめの化粧品をご紹介します。

キレイの先生 バラに満ちるオールインワン

キレイの先生 バラに満ちるオールインワン

手前味噌ですが、このサイトから200人以上の美容スペシャリストの方々の教えをまとめた「キレイの先生 バラに満ちるオールインワン」です。

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時間が経ってからの保湿感もあるので、お風呂上がりにすぐに落ち着いてケアが出来ないときや、朝の忙しい時間の洗顔の直後など、サッとお手入れをして手軽にケアするのにもとても便利です。バラの香りもとても良く、ボディケアにも良いジェルです。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

編集部のここがオススメ!

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バラに満ちるオールインワン

商品名:キレイの先生 バラに満ちるオールインワン
ブランド:キレイの先生
容量:65mL
通常価格:税別2,880円
初回特別価格:税別1,000円

コディナ バランシングローズローション

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商品名:メルヴィータ フラワーブーケ ローズ フェイストナー
内容:100mL
通常価格:税別2,400円

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

アロマ化粧水は、フローラルウォーター・グリセリン・精油を混ぜ合わすだけで、簡単に手作りすることができます。

フローラルウォーターは、ハーブの水溶成分も含まれていて香りにも癒されます。

そこにグリセリンを合わせることで、保湿力を高めたアロマ化粧水を手作りすることができます。

今回、高橋先生はローズウォーターを使って化粧水を手作りされましたが、ローズウォーターは美容効果も高いですし香りも優雅で、アロマ化粧水のベースとしてお使いになるのにもおすすめです。

アロマのお好きな方は、手作りのアロマ化粧水も是非いちどお試しいただきたいです。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:La Estrella 高橋 志保 先生、「キレイの先生」編集部)

* 2016年1月26日に公開した『手作り保湿化粧水の簡単な作り方|乾燥肌向けグリセリン入り』を再編集しました。

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