美容のスペシャリストが教えるキレイ

肩を開いて姿勢を良くする方法!矯正ついでにお顔も引き上げ

本日のキレイの先生

長田 裕希子 先生

肩を開いて姿勢を良くする方法!矯正ついでにお顔も引き上げ

最近多いのが、「肩が前に出ている」方です。立って手をぶらんとしたとき、手の甲が前を向いている「姿勢」です。デスクワークでパソコンをお使いになっている方は、この癖がつきやすいです。ただ、その姿勢、美容にマイナスです。

肩が前に出ていると、身体・お顔のトラブルの原因に

呼吸器を圧迫して「代謝・血流の悪化」に

肩が前に出ていると、「呼吸器」を圧迫します。

呼吸器を圧迫して「代謝・血流の悪化」に

すると、呼吸が浅くなりますから
・代謝が下がり
・血流も悪くなり
ます。

そして、下記のような悩みにもつながってしまいます。

■ 代謝が下がって:
・太りやすくなる

■ 血流が悪くなって:
・くすみが出やすい
・ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)の乱れの原因に

胸の筋肉が縮み「たるみ」に

肩が前に出ていることで圧迫するのは、呼吸器だけではありません。

胸の筋肉も縮んでいます。

すると、どうなるでしょうか?

これは以前の記事でもご紹介しましたが、人間の身体は一枚の皮でつながって(筋肉も全身でつながって)いますから、お顔も下の方向に引っ張られます。

体の筋肉のコリも顔のたるみの原因

(詳細は「体の筋肉のコリも顔のたるみの原因?緩めるとリフトアップに」をご覧ください)

お顔が落ちて、たるみになってしまいます。

肩を開く「ながらエクササイズ」

もし、鏡の前に立って、ぶらんと手を下げたときに、手の甲が(斜めでも)少し前を向くようでしたら、肩が前に出る癖がついていると考えられます。

両手ともそうなる方もいらっしゃれば、片手だけの方もいます。

そのときは、写真のように、肩を「開いて」あげることです。

肩を開く「ながらエクササイズ」

それも、時間を取らずにできる矯正方法があります。

「ながらエクササイズ」です。

デスクワークやお買い物で、たまに手を返す

例えば、オフィスでパソコンに向かって仕事をしているとき、ときどき手を(上の写真のように)外側にくるりと回転させます。

すると、肩も開きます。

また、お買い物袋を持っているときに、ときどき肩を開いてあげるのも良いです。

たったそれだけでもエクササイズになります。

このように日常生活の中でも、ご負担なく「ながら」で矯正はできます。

手を前後に振ってエクササイズ

今回は、「ながらエクササイズ」に加えて、もうちょっとしっかりしたエクササイズもご紹介させていただきます。

とはいっても、まったく難しくありません。どこでもできる簡単なものです。

まずは片手で、わきの肋骨あたりを押さえます。

そして、わきを胸の方に引き寄せるようにしてください(その状態を固定するためです)。

その状態で、もう一方の肩を開き、手をぶらんぶらんと前後に揺らします。肩の力を抜いて、大きく揺らしてください。

1セット、10回程で良いでしょう。

手を前後に振ってエクササイズ

肩のコリで癖のつきやすさを把握してエクササイズ

これを両手で行うのですが、さらにここでワンポイントです。

ほとんどの人は、どちらかの手に強く癖が表れていると思います。

ご自分で鏡を見て、それが分かれば良いですが、いちばん簡単なのは、肩を触って、筋肉の固さを調べることです。

肩の筋肉が固くなっている(こっている)方が、「肩が前に出る」癖がつきやすいとお考えください。

どそれが分かったら、もういちど鏡の前で手をぶらんと下げてみましょう。

もし、右肩がこっていれば、左手よりも右手の方が、前に出ているのが、お分かりになると思います。

それが、肩が前に出ている表れです。

そのときは、右手を重点的に、先程のエクササイズを行います。

1セットを終えると、前に出ていた右手が、少し後ろに下がっているのを実感するはずです。

目安としては、右手が左手と同じくらいの位置に来るまで、エクササイズを繰り返してください。

■ エクササイズの流れ

肩を触り、左右どちらの筋肉が固くなっているか知る
 ↓
(もし右肩が固くなっていたら)両手をぶらんと下げると、右手の方が前に来る。
 ↓
右手を重心的にエクササイズする。1セットを終えるごとに、右手の位置を確認する。前に出ていた右手が、少しずつ後ろに下がってくる。
 ↓
右手と左手が同じくらいの位置に来ればOK。もし、コリがひどい場合には、右手と左手が逆転する(右手の方が左手よりも後ろに来る)まで、エクササイズしても良い。

まとめ

肩が前に出ていると、お顔のたるみの原因にもなってしまいます。

エクササイズでその原因を取り除いてあげれば、リフトアップになります。

これは前回の記事でご紹介した「下着の付け方でリフトアップ」と同じように、お試しいただきたいのですが、例えば、右肩のエクササイズを行えば、お顔の右部分だけが上がります。

デスクワークは、肩が前に出る癖がつきやすいですから、エクササイズで矯正しながら、ついでにリフトアップもしちゃいましょう。

(取材・文:「キレイの先生」編集部)

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