美容のスペシャリストが教えるキレイ

美容液を手作り! どんな肌質でも使える「万能」美容液

本日のキレイの先生

iku 先生

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前回の記事では、化粧水として、若返りの水「ハンガリーウォーター」の作り方をご紹介しました(詳細は「化粧水を手作り! 伝説の「若返りの水」の簡単レシピ」をご覧ください)。今回、ご紹介するのは、どんな肌質の方でも合う美容液の作り方です。市販の化粧品と異なり、添加物が入らないので、安全にお使いいただくことができます。

ベースは「ホホバオイル」と「オリーブオイル」

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美容液のベースとなるのは、「ホホバオイル」と「オリーブオイル」です。まずは、それぞれがどんなものか、ご紹介したいと思います。

ホホバオイルとは

ホホバオイルとは、砂漠に生息している(乾燥した環境の中で育った)ツゲ科の植物から取れるワックスです。お肌を保護する作用があります。また、皮脂(お肌を保護する役割の油分)に含まれている成分が入っているため、お肌になじみやすいです。

酸化しづらく、長持ちするのも特徴です。

オリーブオイル

当然ですが、食用のオリーブオイルではなく、アロマ用のオリーブオイルを使用します。食用は「高温圧搾法」で抽出されるのに対し、アロマ用は「低温圧縮法」で抽出されます。

アロマ用のオリーブオイルは、アロマの専門店でお買い求めいただくことができます。

オリーブオイルには、皮脂の成分でもある「スクワラン」が含まれています。化粧品などでも使用されている成分ですが、一般的には、深海サメから取ったものが多いです。植物性のスクワランは、オリーブオイルのみといわれています。

スクワランには「オレイン酸」が豊富に含まれています。オレイン酸は、健康に良いことで比較的知られていますが、美容にもとても良い成分です。

原料・器具

では、用意する原料と器具をみていきましょう。

原料

・ホホバオイル 45mL
・オリーブオイル 5mL
・お好きな精油(アロマオイル) 10~20滴

器具

・50mLのガラスビン
・ろうと(口径の小さい穴に液体を入れるときに使用する円錐状の器具)

※ガラスビンはプラスチック製でも問題ありません。ただ、品質保持を考えると、ガラス製の方が良いでしょう。
※「ろうと」はあれば便利ですが、お持ちでなくても作ることはできます。

レシピ(作り方)

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1. ホホバオイルを45mL、ガラスビンに入れます。

2. オリーブオイルを5mL、入れる。よく振って、混ぜ合わせます。

3. お好きな精油を10~20滴、入れます。そして、よく振って、混ぜ合わせれば、完成です。

精油のお勧めは「ラベンダー」

ホホバオイルとオリーブオイルに加えるのは、ご自分のお好きな精油を入れていただいて大丈夫ですが、なにを選べば良いか分からない方は、「ラベンダー」から始めていただければ良いと思います。

ラベンダーの精油は、簡単に手に入れることができますし、お値段もそれほど高くありません。また、原液のままお肌につけることができ、あまり肌質を「万能オイル」といえます。

まずは、ラベンダーの精油から始めて、好きな香りのもの、ご自分のお肌に合わせたものに、少しずつ変えていってみましょう。精油は複数を入れても大丈夫ですので、それぞれの作用を高めるように、精油を組み合わせることもできます。

使い方・保存方法

美容液としてお使いいただけます。使用する前に、よく振ってから、使うようにしましょう。

冬になって10度以下になると、固化する場合もあります。そのときは、手で温めたり、60度くらいのお湯で湯せんしたり、溶かしてからお使いください。お時間がないときは、ドライヤーを容器の下から当ててあげても大丈夫です。

保存は、高温多湿の場所を避けるようにしてください。約半年間はもちます。

まとめ

どんな肌質の方にも合う、使い勝手の良い美容液です。添加物も含んでいないため、安心してお使いいただけます。

お好きな精油を入れることで、ご自分だけのオリジナル美容液を作ることができます。3分もあれば簡単に作ることができますので、いろいろな精油をお試しいただき、ご自分にぴったりの美容液をお作りになってみてください。