スキンケアは、年齢によって、そのときのお肌の状況によって、使う化粧品は変わっていくものです。若いときのお肌と、年をとってからのお肌とでは、お肌が必要としている成分もちがいます。シミとしわでも、補給した方が良い成分がちがいます。ただ、だれでも、いつでも、スキンケアでおこなった方が良いこともあります。今回は、そんなスキンケアのコツをご紹介します。
洗顔からクリームまで2時間以上をかける
スキンケアは、「洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液 → クリーム」という順番で行います。
きちんと6種類(もしくは、それ以上)の化粧品をお使いの方もいるでしょうし、現在はオールインワンの化粧品も多いので、2~3種類の化粧品をお使いの方もいるでしょう。みなさんは、このスキンケアの工程に、どのくらいのお時間をかけていますか?
ちなみに私は毎日、2時間以上の時間をかけて、スキンケアをおこなっています。
それぞれの工程の間に時間を置く
スキンケアに2時間をかけているといっても、たくさんの化粧品を使っているわけでもなく、エクササイズを何十分もおこなっているわけではありません。
大切なのは、ひとつひとつの工程の間に時間を空け、時間差でスキンケアすることです。
例えば、化粧水をつけたら、そのあとの美容液はしばらく時間を置きます。そうして、洗顔から最後のクリームをつけるまで、2時間以上の時間をかけています。
空いた時間でほかのことをする
そのため、その2時間は、スキンケアだけをしているわけではありません。化粧水をつけたら、家事をして、美容液をつけたら、テレビを見て、といったように過ごしても、まったく問題ありません。
心がけてほしいのは、スキンケアをまとめておこなわず、それぞれの工程の間に、時間を置くことです。
お肌のコンディションに合わせてスキンケア
では、なぜスキンケアの工程の間に時間を置いた方が良いのでしょうか?
それは、まとめてスキンケアをおこなってしまうと、その日のお肌のコンディションが分からなくなってしまうためです。
お肌は、季節や体調によって、コンディションが違います。そして、そのコンディションに合わせて、スキンケアをしてあげることが大切です。
お肌に水分が足りなければ保湿を
例えば、化粧水をつけたあと、しばらく時間を置いたあと鏡をみると、お顔の化粧水はすぐになくなっていたとします。お肌への吸収が早かったのですね。それは、お肌に水分が不足していると考えられます。
すると、もういちど化粧水をつけて保湿しよう、美容液は保湿メインのものを使ってみよう、この化粧品を重ねづけしてみよう、となるでしょう。
つまり、お肌のコンディションを知ることができれば、スキンケアの方法も、選ぶ化粧品も、自然と変わってくるのです。
ある程度「柔軟(ミーハー)」であった方がよい
「昔から使用している化粧品がお肌に合っている」、「勧められたからずっとコレを使っている」というお声がありますが、ある程度ミーハーな考え方をされる人の方が、新しい成分や商品を取り入れやすいかもしれません。
日々、お化粧品は研究・開発が進んでいるので、それらを柔軟に取り入れながらお手入れすることで、「今の時代に生まれてよかった!」と思える、若々しいお肌になれる可能性が高いからです。
「変わらず良い!」と思うお化粧品は自然と使いたくなり、定番になるものですので、その定番と、新しいものとの組み合わせ方・バランスがいちばんだと思います。
スキンケアの方法を変えるとお肌も変わる
基本的に、化粧品は、お値段が張るものには、美容成分の原料が濃く入っていたり、最新のテクノロジーの成分が使われていたりします。
良い化粧品をお使いになるのも、もちろん大切です。ただ、いまお使いの化粧品でも、スキンケアの方法を変えるだけで、お肌はまったく変わります。
私はスキンケアでもっとも大切なことは、ていねいに時間をかけることだと思っています。ご紹介した「スキンケアの工程の間に時間を置く」ことは、その基本です。ひとりでも多くの方が始めていただけると嬉しいです。