「キレイの先生」編集部です。
今回は、ウインズ銀座 浦和サロン の中村 厚子 先生に取材させていただきました。
毎日のスキンケアにひと手間かけることで、顔のリフトアップにもつながるそうです。
例えば、頬やフェイスラインは、スキンケア化粧品をパッティングで付けると良いそうです。
リフトアップ効果もあるスキンケアの方法については、中村 先生の前編の記事で取り上げました。
こちらは、後編の記事です。
中村 先生には、顔のたるみについてもお話しいただいたので、その内容をまとめます。
たるみは、その人の骨格によって出る場所が違い、例えば丸顔の人の方がフェイスラインのたるみが出やすいそうです。
中村 先生の前編の記事はこちら
目次
本日のキレイの先生
ウインズ銀座 浦和サロン
中村 厚子 先生
「キレイの先生」編集部
顔のたるみはどこに出る?
中村 先生、よろしくお願いします。
先生は、リフトアップにもなるスキンケアの方法を、サロンのお客様にアドバイスされているといいます。
お客様にも、顔のたるみでお悩みの方は多いですか?
多いですね。
年齢的には、40~50代の方にいちばん多いと思います。中には、20代でも、たるんでいる方もいらっしゃいます。
それは、見てすぐに分かるのですか?
普通にしているときは分からなくても、ベッドに横になっていただくと分かりやすいです。
エステの手技で、お客様の顔を触ったときに、フェイスラインにもたつきを感じたりします。
たしかに、フェイスラインはたるみが出やすい場所です。
他に、たるみやすい場所はありますか?
目の下や、まぶた、ほうれい線、ゴルゴラインなどが気になりやすいでしょうか。
そのひとつひとつが別々にたるむというよりは、全体的に下がっていく感じです。
その中でも、やはりフェイスラインは目立ちやすいと思います。
また、年をとると、ご自身のチャームポイントが老けやすいように感じます。
例えば、目がぱっちりしている方は、目元がたるんだりします。
チャームポイントが悩みに変わってしまうのですか。複雑ですね…。
顔のどこにたるみが出るかは、生まれ持った顔の形によって、個人差があります。
骨格でたるみの出方が違い、同じように老けてはいきません。
例えば、丸顔の人は、フェイスラインなどにたるみが出やすいです。若いうちから、たるむこともあります。
それに対して、骨張ったゴツゴツした顔の人は、フェイスラインには、たるみが出づらいです。ただ、たるみが口周りのシワなどに出やすいです。
また、顎がシュッとしている人は、ほうれい線などに表れやすいです。
顔の形によって、たるみがフェイスラインに出たり、シワに出たり、変わってくるということですね。
顔にたるみが出ていると、どんな印象になりますか?
老けて見えたり、疲れて見えたり、暗く見えたり、元気がなく見えたりします。
当然ですが、良い印象はないですよね。
顔がたるむ原因
顔がたるむ原因を教えてください。
やはり、加齢が大きいです。たるみは、老化とつながっています。
年をとると、若いときに持っていたコラーゲンやエラスチンが減少します。
お肌は赤ちゃんのような状態が理想ですが、年齢に逆らうのは難しいです。
編集部のコメント
皮膚は、「表皮(ひょうひ)」・「真皮(しんぴ)」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層構造になっています。
真皮は、コラーゲンやエラスチンなどで構成されていて、お肌の弾力の土台ともいえます。これらの成分が減少すると、お肌は弾力を失い、たるんでしまいます。
そして、身体の筋肉は何もしなければ、年間で1%ずつ衰えていくといいますが、それは顔も一緒です。
顔の筋肉が衰え、たるんでくるということですね。
編集部のコメント
顔の筋肉の中でも、「表情筋(ひょうじょうきん)」が衰えると、たるみにつながりやすいです。表情筋は、その名前の通り、表情を作る筋肉です。下の記事でもご紹介していますが、口周りに多くあって、ほうれい線などの原因にもなります。
運動しなければ身体の筋肉が落ちるように、表情筋も使えていなければ衰えます。そのため、表情が豊かな人よりも、無表情の人の方が、表情筋の老化が早く、たるみも出やすいといえます。
加齢の他に、顔のたるみの原因になることはありますか?
紫外線は、老化の原因の8割を占めるといいます。
簡単にいうと、紫外線は細胞を傷つけます。たるまないための成分も、紫外線によって傷ついてしまいます。
紫外線がコラーゲンやエラスチンを破壊するという話は、私も聞いたことがあります。
後は、リンパの滞りや、咀嚼筋(そしゃくきん)のコリなども、たるみの原因になるのですよね?
はい、そうですね。
編集部のコメント
リンパは、体内の老廃物を回収して排出する役割があります。そのため、リンパの流れが滞ると、老廃物がたまって、むくみやたるみなどにつながります。
このサイトでも、いくつかの記事で、顔のリンパを流して、たるみを解消する方法をご紹介しました。例えば、下の記事では、スキンケアの付け方をちょっと変えて、顔のリンパを流す方法をご紹介しています。
そして、咀嚼筋のコリも、顔のたるみの原因になります。咀嚼筋は、咀嚼する(食べ物を噛み砕く)ときに使う筋肉です。
腹筋を鍛えると固くなるように、咀嚼筋も使い過ぎると(例えば、噛みしめや食いしばりの癖などによって)、凝り固まります。すると、筋肉の弾力が失われ、たるみにつながります。
ちなみに、噛みしめや食いしばりの癖をお持ちの方は、意外に多いです。私自身でも、まったく気付かなかったのですが、睡眠中に食いしばっている癖がありました。それが、たるみの原因になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
咀嚼筋のコリから来ているたるみは、その筋肉をほぐすことが効果的です。下の記事では、その方法をいくつかご紹介しています。
まとめ
たるみは、年齢を感じさせます。
それは、たるみがフェイスラインに出ても、ほうれい線に出ても、シワに出ても、同じことだと思います。
今回の取材の中で、中村 先生は、「毎日の化粧品にひと手間かけるだけで、違いが出る」とおっしゃっていました。
例えば、頬やフェイスラインは、スキンケア化粧品をパッティングして付けることで、リフトアップにもなるといいます。
その方法は、前編の記事でまとめていますので、こちらと合わせてお読みいただきたい内容です。
中村 先生の記事
こちらは、中村 先生の後編の記事です。前編では、毎日のスキンケアの方法にひと手間かけることで、顔のリフトアップにもなる方法をまとめています。