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ニキビにおすすめの食べ物とは?漢方的に3タイプ別に考える

白金美容薬膳  吉原 典子 先生

ニキビにおすすめの食べ物とは?漢方的に3タイプ別に考える

「キレイの先生」編集部です。

このサイトでも、ニキビについて何回か取り上げてきましたが、そのたびに感じるのが、「本当に厄介な肌トラブルだな…」ということです。

ニキビは、毛穴が「炎症」を起こすトラブルです。

それだけでも、ニキビの厄介さが感じられるのではないかと思います。

今回のテーマは、「ニキビにおすすめの食べ物」です。

美容薬膳の講師をされていらっしゃる吉原 典子 先生に、漢方の観点から、お話しいただきました。

漢方では、ニキビをどう捉えることができるのでしょうか?

そして、どんな食べ物がニキビに良いのでしょうか?

吉原 先生に教えていただきました。

吉原 先生の記事

こちらは、吉原 先生の前編の記事です。後編の記事では、「クコの実(ゴジベリー)」について取り上げています。

目次

漢方とは

漢方でのニキビの考え方
・「気」の滞りによるニキビ
・「血」の滞りによるニキビ
・「水」の滞りによるニキビ

ニキビに良い食べ物
・「気」の滞りによるニキビにおすすめの食べ物
・「血」の滞りによるニキビにおすすめの食べ物
・「水」の滞りによるニキビにおすすめの食べ物

まとめ

本日のキレイの先生

白金美容薬膳

吉原 典子 先生

「キレイの先生」編集部

漢方とは

吉原 先生、よろしくお願いします。

今回は、「ニキビに良い食べ物」について、漢方の観点からお話しいただきたいと思います。

まずは、「漢方」について教えていただきたいのです。

漢方は「東洋医学」から来ていると思います。

そうですね。

ただ、「東洋医学」というと、インドの医学である「アーユルヴェーダ*」なども含まれます。

用語解説

「アーユルヴェーダ」は、インドの伝統医学です。

現在でも、インドでは、西洋医学と並んで用いられているといいます。

アーユルヴェーダについては、「「シロダーラ」とは?たくさんありすぎる効果の中から16つ」などでも取り上げました。

漢方は、「東洋医学」というより、中国の伝統医学である「中医学(ちゅういがく)」から来ている、といった方が正確かもしれません。

中医学は、中国で約4,000年前に生まれた医学です。

陰陽五行(いんようごぎょう)などがベースになって、「人も自然の一部」という考え方が根底にあり、漢方・漢方薬・薬膳・鍼*・お灸なども中医学に含まれます。

つまり、漢方は「中医学」の考え方ということですね。

漢方とは、どんなものか教えていただけますか?

漢方は、「漢方薬」の薬のイメージが強くありませんか?

はい、私もそのようなイメージがあります。

ただ、「漢方」という言葉は、江戸時代にオランダの医学「蘭方(らんぽう)」と分けるために、付けられたものです。

「漢」は「中国」、「方」は「医術」を表し、漢方は「中国の医術」という意味があります。

中医学は、奈良時代の頃から日本に入ってきて、歴史が深いですが、「漢方」と呼ばれるようになったのは、江戸時代からです。

では、「漢方」と呼ぶのは、日本だけなのですか?

はい、そうですね。

ここでは、便宜的に「漢方」という言葉を使いますが、漢方は、中医学の本場の中国では、どのように用いられているのですか?

中国では、生活の一部として、受け入れられています。

おばあちゃんの知恵袋」のようなものでしょうか。

* 鍼については、「美容鍼の効果!顔に鍼を刺してたるみやほうれい線の改善にも」などでも取り上げています。

漢方でのニキビの考え方

漢方でのニキビの考え方

では、「ニキビ」の話に移りたいと思います。

ニキビは、漢方の観点からみると、どのような状態と考えられるのですか?

それにはまず、中医学の「(き)」・「(けつ)」・「(すい)」の考え方からお話したいと思います。

人の身体には、気・血・水が流れていて、これらが充実してめぐっていると、健康といえます。

気・血・水とは、どんなものなのでしょうか?

「気」は、「元気」や「やる気」といったような、目に見えないエネルギー的なものです。

「血」は、栄養を運んでいるものです。

西洋医学の「血(ち)」と近いですが、まったく同じではありません。

中医学の「血」は、精神活動にも影響するといわれています。

例えば、血が不足していると、不眠・物忘れ・やる気が出ないなどにつながるといわれています。

「水」は、血液以外の身体の水分です。

涙や汗、唾液、髄液(ずいえき)などの体液を表します。

ニキビも、それらが関係していると、考えることができるのですね?

はい。

ニキビは、いくつかのタイプに分けて考えられます。

「気」の滞りによるニキビ

気が滞っている状態を、「気滞(きたい)」といいます。

感情的にイライラしたり、ストレスを抱えたりしていると、それがお肌に出て、吹き出物やニキビなどにつながります。

たしかに、ストレスはニキビにつながるといいます。

かゆみのあるニキビや、全身に出るニキビ、フェイスラインにブツブツと出るニキビなどは、「気」の滞りから来ていると考えられます。

ちなみに、気が滞ると、血と水の滞りにもつながります。

「血」の滞りによるニキビ

「血」の滞りは、血液がドロドロとした状態です。

例えば、川も流れているときれいですが、せき止められると汚くなると思います。

血でも、同じようなことが起きているイメージです。

滞りは、熱を生み出します。

その熱が、体内で行き場を失って体表に出ていくと、ニキビなどにつながります。

「赤ニキビ」のような炎症の強いニキビは、このタイプと考えられます。

「水」の滞りによるニキビ

「水」が滞ると、体内の余分な水分が、身体から出づらくなります。

それは、「湿(しつ)がたまって、除湿ができていない」状態です。

むくみのイメージです。

ジュクジュクしたニキビなどは、このタイプと考えられます。

ニキビに良い食べ物

漢方では、ニキビが「気」・「血」・「水」の滞っていると考えられることは、分かりました。

つまり、ニキビに良い食べ物とは、それらの流れを良くする食べ物ということでしょうか?

はい、その通りです。

「気」の滞りによるニキビにおすすめの食べ物

「気」のめぐりを良くするのは、香りの強いものが良いといわれています。

例えば、柑橘類などがそうです。

セロリ・春菊・菜の花・しそなどの春野菜は苦味があって香りが強いため、気のめぐりを良くし、解毒作用の効果が高いといわれています。

食べ物ではありませんが、アロマなども良いです。

また、ストレスがあると呼吸が浅くなるように、深呼吸も、気を流すのに良いです。

編集部のコメント

「気」の滞りから来るニキビについて、吉原 先生のお話をまとめます。

■ ニキビの特徴
・かゆみのあるニキビ
・全身に出るニキビ
・フェイスラインにブツブツと出るニキビ
など

■ おすすめの食べ物
・柑橘類
・春野菜(セロリ、春菊、菜の花、しそ、など)
など

「血」の滞りによるニキビにおすすめの食べ物

「血」のめぐりを良くする食べ物は、黒きくらげや、玉ねぎ、ピーマンなどが挙げられます。

また、セロリも血管をきれいにしてくれるので良いです。

編集部のコメント

「血」の滞りから来るニキビについて、吉原 先生のお話をまとめます。

■ ニキビの特徴
・炎症を起こした赤ニキビ
など

■ おすすめの食べ物
・きくらげ
・玉ねぎ
・ピーマン
・セロリ
など

「水」の滞りによるニキビにおすすめの食べ物

「水」のめぐりを良くする食べ物は、ハトムギなどが挙げられます。

ハトムギは、利尿作用があり、余分な水分を出す効果があります。

また、キュウリなどの瓜(うり)類も良いです。

ただ、身体を冷やす作用があるため、身体を温める食べ物と一緒に摂ると良いでしょう。

他には、アサリなどの貝類、昆布などの海藻類も、水分代謝を良くし、水の滞りに良いといわれています。

編集部のコメント

「水」の滞りから来るニキビについて、吉原 先生のお話をまとめます。

■ ニキビの特徴
・ジュクジュクしたニキビ
など

■ おすすめの食べ物
・ハトムギ
・瓜類(キュウリ、など)
・貝類(アサリ、など)
・海藻類(昆布、など)
など

まとめ

土生 先生の話をお聞きするまで、漢方は「漢方薬」のイメージが強かったです。

ただ、漢方の考え方は、日常生活に取り入れることができるといいます。

ニキビも、「気」・「血」・「水」の状態から捉えられ、そこから、どんな食べ物が良いのかを考えることができます。

肌トラブルを根本から解決するには、「外」からのスキンケアだけではなく、「内」からのケアも大切です。

それは、どのエステサロンの先生方もおっしゃることです。

土生 先生にご紹介いただいた、ニキビにおすすめの食べ物は、西洋医学的にも栄養が豊富なものが多いです。

ニキビにお悩みの方は、漢方の考え方を参考にして、食べ物を改善するのも良いと思いますよ。

吉原 先生の記事

こちらは、吉原 先生の前編の記事です。後編の記事では、「クコの実(ゴジベリー)」について取り上げています。

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吉原 典子 先生