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ニキビになるかも…コメドの原因とは?コメドの対策と予防!

Facial Esthetic Tkbeauty  澤居 寿江 先生

ニキビになるかも…コメドの原因とは?コメドの対策と予防!

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、ニキビの原因にもなる「コメド」です。

私はこれまで、コメドを「毛穴に詰まった白い固まり(角栓のことですね)」のことだと、勘違いしていました。

Facial Esthetic TKbeauty の澤居 寿江 先生に話をお聞きし、コメドはそもそも「毛穴がふさがって皮脂が詰まっている状態」をいうことを知りました。

そして、オイリー肌の方がコメドもできやすいイメージがあるかもしれませんが(私もそう思っていました)、一概にそういうわけでもないそうです。

むしろ、それ以外の要因の方が大きいようです。

コメドは何が原因で出来るのでしょうか? そしてどう対策すればいいんでしょうか?

澤居 先生に教えていただきました。

目次

コメドとニキビ

コメドの原因
・生活習慣によるホルモンバランスの乱れ
・不適切なスキンケア

コメドができたときの対策
・スキンケア(洗顔)
・お風呂

まとめ

コメドとニキビ

コメドとニキビ

コメドは、毛穴がふさがって皮脂が詰まって膨らんでいる状態のことをいい、それを「面疱(めんぽう)」とも呼びます。

毛穴の中には皮脂腺があり、そこからアブラ(皮脂)が分泌され、毛穴は皮脂で満たされています。そして、それが毛穴の外に排泄されて汗と混ざり合い、天然の保湿クリーム(皮脂膜*1)を作ります。

その排泄が滞ると、皮脂が毛穴の中に詰まってしまい、「コメド」になるのです。

コメドは、炎症ニキビの入り口です。

皮膚にはアクネ菌などの常在菌*2がいて、毛穴の中で詰まってたまった皮脂は、それらのエサになります。それによってアクネ菌などが繁殖すると、毛穴は炎症を起こしてニキビになってしまいます。

コメドをスタートにして順番に並べてみると、下のようになります。

1. 毛穴の周りの角質が厚くなり毛穴をふさぐ

2. 出口を失った皮脂が詰まって膨らみ「白ニキビ」になる

3. それが炎症を起こすと赤くなり「赤ニキビ」になる

4. それが膿になると「黄ニキビ」になる

5. それが酸化すると「黒ニキビ」になる

このようにコメドは、炎症ニキビの初期症状といえます。

*1 編集部:皮脂膜は、お肌の中の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激(紫外線、ほこり、など)からお肌を守ったりしている役割があります。

*2 編集部:健康な人の身体に日常的に存在している菌のことをいいます。

コメドの原因

コメドの原因

コメドは皮脂で毛穴が詰まった状態ことをいいますから、スキンタイプ(肌質)がオイリータイプの方ができやすいと思われがちです。

ただ、そうとも限りません。

毛穴のサイズは基本的に、皮脂の分泌量に比例しています。

皮脂の分泌が多い「オイリータイプ」は、毛穴が大きく目立ちやすいです。しかし、皮脂の分泌が多いから、毛穴が詰まりやすいというわけではありません。オイリータイプでも、皮脂が排泄されていれば、コメドはできません。

一方で「ドライタイプ」は、毛穴も小さく目立ちません。しかし、角質がたまり毛穴がふさがれば、コメドができる場合があります。

つまりコメド(やニキビ)ができるのは、皮脂分泌の量というより、毛穴をふさぐ原因にあるといえます。

日本人に多くみられるスキンタイプは、「コンビネーションタイプ」です。これは例えば、Tゾーン(おでこや鼻)とUゾーン(口元や顎、頬)の皮脂分泌に、かなり差があるスキンタイプのことをいいます。

皮脂分泌が過剰になったところや、水分量が低くなったところに、コメドができやすくなります。

生活習慣によるホルモンバランスの乱れ

コメドの原因(生活習慣によるホルモンバランスの乱れ)

コメドの原因は、スキンタイプによるものとはいえません。では、何が原因になるのでしょうか?

まず挙げられるのはホルモンバランス、「男性ホルモン」による影響です。

人は、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスをとっています。

女性の場合、男性ホルモンは、「副腎皮質(ふくじんひしつ)」という場所で分泌されているます。その分泌量が増えてホルモンバランスが崩れてしまうと、お肌には下記のようなふたつの影響があり、毛穴を詰まらせる原因になります。

1) 皮脂の過剰分泌
皮脂腺を活発化して、皮脂が過剰に分泌されやすくなります。

2)  角質肥厚(かくしつひこう)
角質*を厚くして、毛穴がふさがりやすくなります。特に、毛穴の小さい(皮脂の分泌が少ない)部位は、それによって毛穴がすぐにふさがれてしまいます。

特に現在は、女性の社会進出が進み、男性と同じように仕事をされる女性が増えました。それと同時に、ストレスも増え、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスを崩しやすい環境といえます。

その他にも、下記のような生活習慣がホルモンバランスと共に、毛穴詰まりに影響します。

・不規則な生活
・睡眠不足
・偏った食事
・喫煙
・過度な飲酒
など

* 編集部:角質は、お肌の表面にある古い肌細胞のことをいいます。ターンオーバー(お肌の新陳代謝)で垢になって剥がれ落ちていきます。

不適切なスキンケア

コメドの原因(不適切なスキンケア)

毛穴の大きい皮脂分泌が過剰な部位は、皮脂が排泄できていれば、コメドもできません。

ただ皮脂分泌が活発なお肌に、保湿で油分の多いスキンケアをすると、コメドのできるきっかけを作ることにもなります。

また、石油系のオイル(鉱物油)が使われている化粧品も、あまりおすすめしません。

それは密閉させる性質が強いため、毛穴をふさぐ原因になります。

石油系オイルが使われていない化粧品には大体、「鉱物油フリー」などと書かれていますので、それをご参考にしても良いかもしれません。

保湿することは、「油分を補うこと」とイコールではありません。

その他にも、化粧下地やファンデーションも、毛穴の詰まりにつながる場合があります。

スキンケアなどの外的な要因で、遊離脂肪酸を増やすことが、コメドやニキビの原因になります。

コメドが出来たときの対策

炎症ニキビは、病院で薬をもらえば、一時的に良くなるかもしれません。ただ、その原因から取り除かないと、根本的な改善とはいえないのでしょうか。

コメドを改善するには、生活習慣やスキンケアを見直すことが大切です。

しかし、自分のコメドの原因は、自分自身ではなかなか判断がつかないものです。

そこで、エステサロンをおすすめします。サロンの先生にご相談すれば、その根本の原因がみえてくると思います。例えば私は、お客様のお肌をみたり触ったりするだけではなく、カウンセリングしながら、「これが原因かな、これではないだろうか」というように、消去法で原因を探っていきます。

そして、その方のスキンタイプに合ったスキンケアをすることも大切です。

皆さまが良かれと思ってやっていることが、実はご自身のスキンタイプと合っていないかもしれません。

それをみつけストップをかけるのも、私たちです。

エステサロンで、まずはご自分のスキンタイプを知っていただきたいと思います。そして、それに合わせたスキンケアをしていただきたいと思います。

スキンケア(洗顔)

コメドが出来たときの対策(洗顔)

角質が厚く(角質肥厚に)なると、毛穴をふさいで、皮脂が毛穴の中で詰まりやすくなります。そのひとつの原因が、水分量の低下です。

スキンケアの肝、いらない角質(垢)を落とすのが、「洗顔」です。その洗顔が原因で、お肌の潤いを奪い、水分を逃していることがあります。

例えば、朝晩の2回の洗顔をしっかり丁寧にすることで、コメドの予防にもなります。

ただ長時間、洗顔をする必要はありません。それは、かえってお肌の刺激になってしまいます。

そして洗顔料は、基本的にアルカリ性です。

洗顔料の全成分をご覧いただくと、石鹸素地や水酸化ナトリウムが主成分になっているものが多いと思います。それらが、アルカリ性になります。

それによって弱酸性*1のお肌を、一時的にアルカリ性にすることでタンパク質を分解し、角質を落としているのです(お肌はその後、自然治癒力で元の弱酸性に戻っていきます)。

これがスキンタイプによっては、刺激になる方もいらっしゃいます。そういった方々は、皮膚表面を常に弱酸性にしておく必要があります。

洗浄力の目安は、洗ったあと皮膚が突っ張らないことです。中には、「洗浄力が強くても、潤い成分で調整している」といった洗顔料も多くあります。

たしかに、それらを使うと、お肌がしっとりしてつっぱらない感じがするかもしれません。ただそれは、自前の潤い成分が流出していることに変わりはありません。

ベストの洗顔は、お肌に負担のない洗顔料(出来れば弱酸性で洗顔できるもの)と、角質ケアを別々に行うことです。

お肌を弱酸性のままで洗顔できるものは、理想です。

古い角質がたまりやすい場合は、お肌に負担の少ないスクラブやピーリング*2などの角質ケアを別に行われるのがおすすめです。こちらは、毎日しなくても大丈夫です。

(尚、敏感肌でターンオーバーが乱れているときは、角質を取り除くことが悪影響になる場合があります)

*1 編集部:お肌は弱酸性に保たれることで、保護されています。

*2 編集部:スクラブは細かい粒子で、ピーリングは酸などで化学的に角質を取り除く方法のことをいいます。

お風呂

コメドが出来たときの対策(お風呂)

皮脂の「アブラ」は、「脂」という漢字で書きます。牛「脂」と同じです。

牛脂は、冷えると固まります。皮脂も33度以下になると、固まる性質があります。そのため特に冬場は、皮脂が固まりやすいです。

エステサロンでは、トリートメント(施術)を始める前、顔にスチーマーを当てます。その蒸気が顔に当たるときの温度が、35度くらいです。それによって毛穴を開かせて、皮脂を溶かす役割があるのです。

それと同じくらいの温度なのが、お風呂の蒸気です。

そのため、お風呂に入ることでスチーマーと同じ、毛穴を開かせて皮脂を溶かす効果が期待できます。

現在は、シャワーで済ませる方も多いようですが、シャワーではお肌はなかなか温まりきりません。

湯船に浸かり蒸気を浴びることが、コメドの予防につながります。

(ただ、お肌がデリケートな方は、長湯にはお気をつけください。のぼせて顔がほてるのは、毛細血管が膨張して充血している状態です。それが原因で毛穴が炎症を起こし、ニキビにつながる場合もあります)

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

澤居 先生の取材で印象的だったのが、毛穴の大きさについてのお話です。

肌質がオイリータイプの方は、皮脂の分泌が多いため毛穴も大きく、皮脂を排泄できていれば毛穴も詰まらないとのことです。

コメドの原因は、オイリータイプにあるわけではなかったのですね。

自分のスキンタイプをきちんと知るには、いちどエステサロンでプロの先生にみていただくのがおすすめです。

コメドの対策をするのにも、ご自分のスキンタイプに合ったスキンケアをすることが基本になるのではないでしょうか?

(取材:「キレイの先生」編集部 文:Facial Esthetic Tkbeauty 澤居 寿江 先生、「キレイの先生」編集部)

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