「キレイの先生」編集部です。
仕事でパソコンに向かっていて、ふと気付く眉間のしわ。そんなつもりはないのですが、無意識に眉間にしわを寄せているのですよね…。皆さまもありませんか?
美肌小顔矯正エステサロン ワンズループ 根田 和美 先生に取材して以降、眉間にしわを寄せていることに気付いたら、ニコッと笑い口角を上げるようにしています(周りから見たら少し怖いかも…)。
笑顔が、おでこや眉間のしわ予防になることを学んだからです。そして大切なのは、毎日笑顔を忘れないこと。
根田 先生に、笑顔がお顔の悩みにも効果的なことをお話しいただきました。とっても簡単な口角ストレッチの方法のご紹介もあります。
目次
眉間やおでこのしわの原因
・眉間やおでこにしわを寄せる癖
・日常の癖がにしわにつながる理由
笑顔はしわ予防に効果有
・毎日の笑顔がしわ予防にも大切な理由
眉間やおでこのしわの原因
眉間やおでこにしわを寄せる癖
真剣に話をしていたら眉間にしわが寄っていた、ムッとしておでこにしわを寄せていた、そんなことはありませんか?
それが常に癖になっていると習慣になってしまって、眉間やおでこにしわが残りやすくなってしまいます。
そこには、私たち人間の恒常性維持機能(ホメオタシス)が関係しています。
日常の癖がにしわにつながる理由
小顔矯正をしてお顔に変化がありお客様には喜ばれるのですが、身体の中でひとつだけ、そのことに納得いかないところがあります。それは脳です。
小顔矯正をしても、身体の急激な変化を避けようとして、脳にある恒常性維持機能(ホメオタシス)が作用して、元の自分のお顔に戻そうとします。それは、ごく自然な反応です。
頭は自分を変えようと意識していても、脳の生体機能が私たちの生体を一定に保とうとして、「変わるのは嫌だ!」と言っているのです。
身体は常に安全な状態を保とうとしています。例えば、人は驚くと脈が上がりますが、その後、身体はそれを元に戻そうと働きます。これは、血圧などもそうですね。
そして、お顔も同じです。何か新しいことを始めると、脳は元の状態に戻そうとします。
大切なのは、脳がどの状態を「正常」と判断しているかです。
もし、眉間やおでこにしわを寄せるのが癖になっていて、脳がその状態を「正常」と認識してしまったら、どうなるでしょうか?
しわが薄くなって良い状態になったとしても、脳が「正常な状態とは違う」と自動的に元の状態に戻そうとしてしまうのです。
小顔マッサージなどでも、1回で効果を感じられても、それを長持ちさせるのは難しいです。
しわやたるみが改善されても、しばらくすると元に戻ってしまうことが往々にしてあります。
それは、脳の勘違い(例えば、歪んだ顔の状態を「正常」と勘違いしている)も、理由のひとつです。
元の状態に戻ってしまう期間は、人それぞれです。2, 3日で戻ってしまう方も、1週間はもつ方もいらっしゃいます。
それは、生活環境によるところが大きいようです。お仕事でストレスを受けやすい環境にある方は、顔を整えても、元に戻るまでの期間が早いように感じます。
ちょっとした癖や生活習慣が、顔にいかに影響があるのか、お分かりいただけるのではないかと思います。眉間やおでこのしわを予防するには、その癖から見直すことがとても大切ですね。
また、習慣が定着するまで個人差もありますが、約21日間かかるそうです。
口角を上げてしわ予防
眉間やおでこのしわの予防には、笑顔が効果的です。
いちど試しに口角を上げてみてください。
口角を上げた状態では、ムッとした表情が作りづらいと思います。おでこもあまり動かせないはずです。眉間やおでこにしわも寄りません。
そして、大切なのは毎日、口角を上げて笑顔でいることを心がけることです。
毎日の笑顔がしわ予防に大切な理由
ではなぜ、眉間やおでこのしわ予防には、毎日笑顔でいることが大切なのでしょうか?
ワンズループで行っているエンドリングフェイシャル*を例にして、考えてみたいと思います。
エンドリングフェイシャルは痛くない小顔矯正です。ひとつの特徴が、1回の施術で終わるのではなく、21日間の習慣の定着化を元に、1週間ごとに手を加えていくことです。
それは、施術で整えたお顔を、脳に「これが正常の状態だよ」とインプットして上書き保存していくためです。
先程ご紹介したように、1回だけの施術だけでは、脳は元のお顔を「正常」と勘違いしていますから、また元に戻ってしまいます。
そのため、何回かに分けて、脳に「正常の状態」をインプットしていくのです。
個人差はありますが、エンドリングフェイシャルは効果が長持ちするのが特徴です。その後整ったきれいな顔が「正常」と脳にインプットできていれば、その状態に戻ろうとしていきます。
眉間やおでこのしわにも、同じことがいえます。
脳に「眉間やおでこにしわが寄っているのが正常な状態」ではなく、「笑顔が正常な状態」とインプットさせるのです。
すると、つい眉間やおでこにしわを寄せてしまっても、脳がまた元に戻そうとします。
辛いことがあっても、できるだけ笑うようにしてほしいと思います。それが、眉間やおでこのしわ予防にもなります。
また余談ですが、笑顔を作ることで気持ちがアップして、脳科学の分野でも笑うことで快ホルモン「ドーパミン」が分泌され、やる気・活力が生まれることが分かっています。
また、「幸せホルモン」ともいわれるセロトニンも分泌されるため、精神的にも良いですよ。
笑顔にはしわ予防に加え、良いことがたくさんありますね。
*編集部:エンドリングフェイシャルについては、次回の記事でもう少し詳しくご紹介します。
口角を上げるストレッチの方法
口角は顔の表情筋で動かしているのですが、あまり話をしていなかったり、表情が乏しかったりすると、動きづらくなってしまいます。
私が以前、子どもの出産時に入院したときのことです。入院中は、一日だれとも会話しなかった日もありました。すると、翌日はうまく話せず、笑おうとしても顔が引きつってしまいました。
口角を上げて笑顔でいるには、表情筋を使っていることが大切です。
口角の表情筋を使うおすすめの方法があります。口角を上げやすくするストレッチです。方法はとても簡単で、鏡の前で発言するだけです。
1)
鏡の前で「イー」と発音します。
2)
「ウー」と発音します。
3)
そして最後に、「今日もきれいだね」と鏡の前の自分にニコッと笑ってください。
それを毎日行うことで、その笑顔を脳に「正常な状態」にインプットして上書き保存していきます。
サロンのお客様には、ホームケアのアドバイスとして「これだけでも是非やってくださいね」とご案内しています。
鏡の前で発音するだけですから、洗顔後などに簡単に行っていただけると思います。
毎日続けることで習慣付けになりますので是非行ってみてくださいね。
エンドリングフェイシャルをお受けいただいた後で、このホームケアを一緒に行うと、その後の効果の変化がさらに期待できます。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
根田 先生のお話をお聞きして面白かったのが、脳の恒常性についてです。
たしかに私たちの身体は、何かあると元に戻ろうとする働きがあります。何を「正常」と判断させるかが大切なのですね。
眉間やおでこにしわを寄せていたり、顔に歪みがあったりする状態を「正常」と勘違いしてしまうと、一生懸命にケアをしても改善されづらいのかもしれません。
脳に「きれいな顔が正常」とインプットするためにも、毎日をどう過ごすかが大切なことが分かりました。眉間やおでこにしわを寄せないように気をつけます。
それでも、パソコンとにらめっこして、眉間やおでこにしわが寄っているのに気付いたときは、小声で「イー」、「ウー」と顔のストレッチをすることにします(社内で自分に「今日もきれいだね」はちょっと恥ずかしいので、それは省略して…)。
眉間やおでこのしわ予防のためにも、毎日できるだけ笑顔でいたいものですね。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:美肌小顔矯正エステサロン ワンズループ 根田 和美 先生、「キレイの先生」編集部)