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生理前はエストロゲン減少で肌荒れに?生理周期と肌のまとめ

本日のキレイの先生

生理前はエストロゲン減少で肌荒れに?生理周期と肌のまとめ

「キレイの先生」編集部です。女性の身体・お肌の調子は、生理周期を抜きにして考えることはできません。生理前は、美のホルモンといわれる女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が減少し、肌荒れが出やすくなります。これまで色々な先生方に、生理周期とお肌の関係性についてご紹介いただきました。その中から、生理前の肌荒れについて、まとめます。

女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)と生理周期

女性の身体は、
・生理 → 排卵 → 生理
のサイクルが約28日間で回っていて、これを生理周期といいます。

この生理周期に深く関係しているのが、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」です。

エストロゲンとプロゲステロンは、妊娠に関わる女性ホルモンで、生理周期でバランスが変化します。

■ 生理後
・エストロゲン:増える
・プロゲステロン:減る

■ 排卵後
・エストロゲン:減る
・プロゲステロン:増える

女性ホルモンのバランスと生理周期については、おうちサロン ketoru 瀧口 聖美 先生、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量の変化について、グラフで分かりやすくご説明いただいています。

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※あくまでも女性ホルモンの分泌量の変化を分かりやすくご説明するためのイメージ図です。

女性ホルモンの周期・バランスで考える、プラセンタの使い方
おうちサロン ketoru 瀧口 聖美 先生

このエストロゲンとプロゲステロンのバランスの変化が、お肌の調子にも影響を与えているのです。

「生理周期ってなに?」に答える記事

生理のこと理解できている?月経周期の基本を簡潔に解説する
アロマテラピーサロン 猫のおなか 橋本 かな 先生
生理のこと理解できている?月経周期の基本を簡潔に解説する

生理周期について、丁寧にご説明いただいた記事です。

生理周期とは、生理と排卵のサイクルですが、もう少し細かく見ていくと、
1) 月経期(=生理)
2) 卵胞期
3) 排卵期(=排卵)
4) 黄体期
の4つの期に分けられます。

ご自分の身体がどの期に当てはまるかは、基礎体温で推測できます(黄体期の基礎体温が、他の期と比べて0.5度から1度、高くなります)。

ご自分の身体・お肌の調子を知る上でも、生理周期を理解しておくと良いですね。

女性ホルモンと肌の調子

エストロゲンとプロゲステロンは、妊娠に関わる女性ホルモンですが、身体やお肌にも影響を与えます。

特に、エストロゲンは美のホルモンともいわれ、「女性らしさ」を司る女性ホルモンです。

きめ細やかなお肌に整えたり、ハリや弾力のあるお肌を作ったりする作用があるとされています。

つまり、エストロゲンの分泌量が、
・増える周期 → お肌の調子が良い
・減る周期 → お肌の調子が悪いといえます。
では、先程のグラフに、お肌の調子を当てはめてみましょう。

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女性ホルモンの周期・バランスで考える、プラセンタの使い方
おうちサロン ketoru 瀧口 聖美 先生

このように、排卵を終えて次の生理を迎えるまで、エストロゲンの分泌量は減少します。

生理前に肌荒れが出やすいのは、このエストロゲンの減少も原因のひとつです。

プロゲステロンと肌荒れの関係性

そして、2つの女性ホルモンの分泌量は反比例しています。

生理前は、エストロゲンの分泌量が減り、プロゲステロンが増えます。

プロゲステロンが増えると、お肌は、
・乾燥しやすく
・ニキビや吹き出物も出来やすく
・シミも出やすく
なってしまい、肌トラブルの原因になってしまいます。

このように、生理前は、女性ホルモンのバランスの変化によって、肌荒れが出やすい状態になっているのです。

ちなみに、生理前は倦怠感があったり、苛々しがちだったりしますが、それもこの女性ホルモンのバランスの影響を受けています。

「生理前の肌の調子」についての記事

生理の前後「黄体期」「月経期」のお肌は肌荒れが出やすい
アロマテラピーサロン 猫のおなか 橋本 かな 先生
生理の前後「黄体期」「月経期」のお肌は肌荒れが出やすい

生理前(黄体期)と、生理中(月経期)について、ご説明いただきました。

どちらもお肌の調子が良くない時期に当たります。

特に、生理前は敏感肌になりやすいのが特徴だそうです。

その期間のスキンケアについても、アドバイスをいただいていますので、ご参考にしてみてください。

「生理周期と肌の調子」についての記事

女性ホルモンの周期・バランスで考える、プラセンタの使い方
おうちサロン ketoru 瀧口 聖美 先生
女性ホルモンの周期・バランスで考える、プラセンタの使い方

生理前の話だけに限らず、生理周期とお肌の調子についてのお話です。

生理前は、プロゲステロンがエストロゲンよりも優位に立つため、肌荒れが出やすいこと、ご説明いただきました。

また、エストロゲンは年をとるにつれて分泌量が少なくなっていくことも、ご紹介いただいています。

「エストロゲンとプロゲステロン」についての記事

女性ホルモンの基本のき【女性ホルモンを学ぶ 前編】
イディア 島田 有子 先生
女性ホルモンの基本のき【女性ホルモンを学ぶ 前編】

今回の記事にも何回も出てきたキーワード、「エストロゲン」・「プロゲステロン」についてご説明いただきました。

女性ホルモンは一生の間に、わずかスプーン一杯の量しか分泌されないそうです。

そのわずかな量が、妊娠を助け、健康やお肌にも大きな影響を与えているのですね。

まとめ

生理前に肌荒れが出やすい理由を、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)とお肌の関係性から、改めてご紹介しました。

今回ご紹介した記事では、先生方に細かくご説明いただいていますので、そちらも是非ご覧になってみてください。