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ニキビ跡は「後」ではなくニキビの奥で「同時」進行している

Liebre Beauty Studio  大川 かおる 先生

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「ニキビ」・「ニキビ跡」は、肌トラブルの中でも、少し厄介なものです。適切にケアをしなければ、下手をすると、クレーターのような跡が残ってしまいます。そうすると、サロンでもケアが難しくなってしまいます(美容外科でのケアが必要なレベルです)。そんな厄介なニキビ・ニキビ跡について、どのような肌トラブルなのか、みていきたいと思います。

ニキビ・ニキビ跡が起きる場所

「ニキビ」と「ニキビ跡」は、毛穴に起こる肌トラブルです。

どちらも同じトラブルのように思われるかもしれませんが、起こっている場所(深さ)が異なります。

「一枚の皮」に見える皮膚も、
・表皮
・真皮
・皮下組織
の層で構成されています。

プリント

「ニキビ」は表皮で、「ニキビ跡」は真皮で起こっています。

■ ニキビ・ニキビ跡が起きている場所:
・ニキビ → 表皮
・ニキビ跡 → 真皮

つまり、ニキビはお肌の表面(表皮)で、ニキビ跡はその少し奥(真皮)で起きているとお考えください。

ニキビ = 毛穴の炎症

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毛穴に「菌」が入り込み、炎症を起こしている状態のことを「ニキビ」といいます。

通常は、毛穴に菌が入り込んでも、私たちの身体には抵抗力があるため、菌に勝って、ニキビにはなりません。

しかし、抵抗力・免疫力が下がっていると、菌に負け、炎症を起こして(ニキビとなって)しまうのです。

ホルモンの乱れ・ストレス・疲れで、抵抗力・免疫力が低下

そのため、そのときの健康状態によって、ニキビのできやすさは左右されます。

体調が悪くて抵抗力が下がっていると、ニキビもできやすい状態です。

その他、
・ホルモンの乱れ(男性ホルモンが優位に立つ)
・ストレス
・疲れ
なども、抵抗力・免疫力に影響を与えます。

実際、ストレスを抱えていると、ニキビも治りづらいですし、治っても、またすぐにニキビができてしまうときもあります。

お肌が乾燥しているとニキビもできやすい

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お肌は、ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)が働いています。

(編集部:ターンオーバーとは、古い肌細胞がはがれ落ち、新しいお肌に生まれ変わる、お肌の新陳代謝のことをいいます。ターンオーバーについては、「お肌の新陳代謝「ターンオーバー」! 美肌の基本をおさらい」も合わせてご覧ください)

ターンオーバーがうまく働かないと、角質(古い肌細胞)がなかなかはがれ落ちずに、お肌の表面に残ってしまいます。

すると、カサカサして固く乾燥したお肌となってしまいます。

その状態では、とても抵抗力・免疫力があるとはいえませんね。

そのため、お肌が固かったり、乾燥していたりすると、ニキビはできやすいです。

ちなみに、先述のように、ホルモンの乱れ(男性ホルモンが優位に立つ)も、抵抗力・免疫力が下がります。

男性ホルモンが増えると、角質の柔軟性が下がるため、お肌も固くなりがちです。

その点でも、ホルモンの乱れは、ニキビの原因になるといえます。

ニキビ跡 = ニキビの炎症が続いている

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ニキビとは、毛穴に菌が入り、炎症を起こしている状態です。

「ニキビ跡」は、ニキビが治っても、その奥では炎症が続いている状態のことをいいます。

ニキビ跡の赤味は「毛細血管」

ニキビは、炎症によって、お肌の組織が壊れてしまいます。

それは、(ニキビができる)毛穴の表面だけではなく、奥(真皮)も同じです。

組織が壊れると、私たちの身体は修復するために、その部分に毛細血管を集めます。

その毛細血管が「赤く」見えているのが、ニキビ跡です。

それは、身体が炎症を治そうとしている表れです。

ニキビとニキビ跡は同時に起きている

ニキビ「跡」というと、ニキビの「後」に起こっているトラブルのように感じられるかもしれません。

しかし、実際には、ニキビのときにも、その奥で「同時」に炎症を起こしています。

ニキビの炎症は、抵抗力・免疫力が低下しているのが原因でしたね。

抵抗力・免疫力が低下したままでは、表面の炎症(ニキビ)が治っても、奥の炎症(ニキビ跡)は残ってしまうことがあります。

それがあらわになり、ニキビ跡となるのです。

まとめ

ニキビ・ニキビ跡は、毛穴が「炎症」を起こしている状態です。

病気というと大げさですが、それは、体内で異常が起きているということです。

冒頭で「厄介」と言ったのは、そのためです。

他の肌トラブル以上に、治すのも、ロングスパンで考える必要があります。

予防には、抵抗力・免疫力を上げることがいちばんですから、
・ストレスを抱え込まない
・睡眠時間もしっかりとる
・バランスの良い食事をする
など、健康的な生活を心がけてください。

(取材・文:「キレイの先生」編集部)

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