美容のスペシャリストが教えるキレイ

自宅で無理なくしわ予防! お風呂がしわの予防になる理由

本日のキレイの先生

神山 順子 先生

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年をとると、しわが気になってきますね。しわに効果のある化粧品もたくさん発売されています。化粧品によるケアも効果的です。ただ、原因の根本から見直して、改善してあげることが、もっとも大切です。しわの原因はいくつかありますが、そのひとつに体の冷えが考えられます。今回は、なぜ体の冷えがしわの原因になるのか、体が冷えないためにどうすれば良いのか、みていきたいと思います。

体の冷えでターンオーバーが乱れる

お肌は、新しい細胞が生まれ、古い細胞が表面に押し出されるようにはがれて落ちます。このお肌の新陳代謝をターンオーバーといいます。ターンオーバーの周期は約30日です。

このターンオーバーが乱れると、古い細胞がはがれ落ちず、お肌に残ってしまいます。それがシミとなります。

ターンオーバーの周期は年をとると長くなります。その分、古い細胞がお肌に残ったままになるから、年をとるとシミができやすくなるのです。

代謝の悪化がターンオーバーの乱れに

ターンオーバーは、代謝が悪化すると、乱れてしまいます。代謝が悪いということは、リンパの流れも良くないということです。マッサージがお肌にも良いとされるのは、マッサージによってリンパの流れを良くするからです。

体の冷えが代謝を悪くする

そして、代謝が悪くなる原因のひとつに、体の冷えがあります。体を冷やすことが、健康や美容に良くないといわれているのは、この代謝と深く関わっています。

つまり、体の冷えは、回りまわってシミの原因になってしまいます。シミだけではなく、代謝が悪化しターンオーバーが乱れますから、他の肌トラブルを起こす可能性もあります。体を冷やさないようにすることは、シミや肌トラブルのない美肌のためには、とても大切なことなのです。

ぬるま湯のお風呂で体を温める

体を冷やさない = 体を温めるのに、もっとも簡単なのはお風呂です。お店でも、お越しになったお客様には、まずお風呂に入っていただき、体を温めていただきます。ただ、お風呂でもやってはいけないこともあるので、注意してください。

熱いシャワーはNG

熱いシャワーを浴びるのは、やめてください。その瞬間は温かく感じるかもしれません。しかし、温かくなっているのは、お肌の表面だけです。お肌の内側はかえって冷えてしまいます。

お肌が冷えると、どうなるでしょうか? 代謝が悪化し、ターンオーバーが乱れてしまいますね。それがシミにつながってしまうかもしれません。

お風呂はぬるま湯で長時間つかる

お風呂は40~42度のぬるま湯に長時間つかるようにしてください。女性は約15~20分はしっかりとつかりましょう。血圧が低い方は、もう少し長くつかっても良いと思います。ぬるま湯に長くつかり、体の芯から温めてあげることが、とても大切です。

お風呂にひと工夫でさらに代謝アップ

お風呂の応用編です。ぬるま湯に長時間つかることを守った上で、いつものお風呂にひと工夫すれば、さらに体の芯からしっかりと温まるようになり、代謝を上げることができます。挑戦できる方は、是非挑戦してみてください。

お風呂に酵素を入れる

お風呂に酵素液を入れると、自宅で簡単に酵素風呂ができます。酵素風呂とは、酵素パウダーの中で体を横になる美容法です。体の内側からじっくりと温め、代謝を上げます。美肌にも良いです。

酵素の入ったぬるま湯に長時間つかることで、いろいろな効果が期待できます。

・体の芯からじっくりと温まりやすくなる。

・酵素をお肌から吸収することができる。

・水道水を中和する。

自宅の酵素風呂で、効率よく代謝を上げましょう。

温泉水の「生きている水」につかる

温泉で体がぽかぽかと温まるのは、体を内側から温める成分が入っているためです。私は、温泉水は「生きている水」と考えています。機会があれば温泉水を持ち帰り、自宅でも温泉水のお風呂につかってください。水道水とは温まり方がちがいます。

まとめ

いつものお風呂が、しわの予防にもつながります。

みなさんも毎日お風呂に入っていると思います。お風呂の入り方に気をつけたり、少し改善したりするだけで、お肌にも良いので、お風呂から美肌を心がけてみてください。