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拭き取り化粧水の使い方!普通の化粧水でも拭き取りできる?

プライベートサロン アンラポール  鈴木 ひとみ 先生

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「キレイの先生」編集部です。

今回、プライベートサロン アンラポール の鈴木 ひとみ 先生に、「拭き取り化粧水」について取材させていただきました。

こちらは、その後編です。

前編では、拭き取り化粧水の効果についてまとめました。

化粧水はお肌に水分を与えることが役割ですが、拭き取り化粧水は顔の余分な角質(皮膚表面の古い肌細胞)を取り除くことが目的です。

この後編では、拭き取り化粧水の使い方について取り上げます。

「拭き取り」というくらいですから、化粧水を付けて拭き取るのでしょうか?

鈴木 先生に、拭き取り化粧水の使い方を教えていただきました。

目次

拭き取り化粧水の効果
・拭き取り化粧水とは
・効果

拭き取り化粧水の頻度は毎日でも大丈夫?

拭き取り化粧水の使い方

普通の化粧水でも拭き取れる?

まとめ

本日のキレイの先生

プライベートサロン アンラポール

鈴木 ひとみ 先生

「キレイの先生」編集部

拭き取り化粧水の効果

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鈴木 先生のインタビューをご覧いただく前に、「拭き取り化粧水とは何か?」ということを、先生の前編の記事から簡単にまとめさせていただきます。


拭き取り化粧水とは

化粧水には、大きく3つの種類があるといいます。

1. 保湿用の化粧水

2. 収れん化粧水(毛穴を引き締める)

3. 拭き取り化粧水

通常、「化粧水」というときは、「保湿用の化粧水」のことをいうと思います。

(保湿)化粧水は、お肌に保湿成分や美容成分を補うことが目的です。

それに対して、拭き取り化粧水は、お肌の余分な角質(皮膚表面の古い肌細胞)や皮脂(毛穴から分泌される油分)、クレンジングの油分などを取り除く目的があります。

効果

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ちて、日々新しく生まれ変わっています。

このサイクルを「ターンオーバー」といいます。

ターンオーバーとは

下の記事でもご紹介していますが、お肌は、ターンオーバーがきちんと働くことで、うるおいのある健康的な状態を保つことができます。

ターンオーバーの周期は、28日が理想といわれていますが、年をとるにつれて遅くなります。

すると、角質が剥がれ落ちにくくなり、皮膚の表面にたまって厚くなると(それを「角質肥厚(かくしつひこう)」といいます)、ごわつきやくすみの原因になります。

拭き取り化粧水は、角質をおだやかにして取り除く効果があります。

それによって、お肌はなめらかになり、くすみも抜け、透明感が出ます

また、無駄なもの(余分な角質)がなくなることで、その後のスキンケア化粧品の浸透も良くなります。

他にも、拭き取り化粧水は、白っぽく固い大人ニキビにも良いそうです(厚くなった角質や、過剰な皮脂が毛穴をふさぐと、アクネ菌が増加して炎症を起こしやすく、ニキビの原因となるため)。

拭き取り化粧水とピーリング

角質を取り除くという点では、「ピーリング」も同じです。ただ、拭き取り化粧水の方が、効果がおだやかで、優しいイメージとのことです。ピーリングについては、下の記事でもご紹介しています。

拭き取り化粧水の頻度は毎日でも大丈夫?

では、拭き取り化粧水の使い方について、鈴木 先生のインタビューをご覧ください。

まずは、拭き取り化粧水を使う頻度について、お話しいただきました。

先生は、拭き取り化粧水を20年、ご愛用されているとのことでした。

どのくらいの頻度でお使いなのですか?

私は、毎晩のスキンケアで使っています。

やはり、拭き取り化粧水は、毎日使った方が良いのでしょうか?

毎日使っても大丈夫な人と、毎日は使わない方が良い人がいます。

誰もが、毎日使った方が良いわけではありません。

それは、どういうことでしょうか?

拭き取り化粧水は、やり過ぎるのも良くありません

角質には、バリア機能があります。

角質のバリア機能について

皮膚は、「表皮(ひょうひ)」・「真皮(しんぴ)」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層構造となっています。そして表皮は、下の図のように、さらにいくつかの層に分かれています。

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表面の「角質層」には、皮膚の水分を保持したり、外部の刺激から皮膚を守ったりするバリア機能の役割があります。

拭き取り化粧水で、角質を取り過ぎてしまうと、お肌にトラブルが出やすくなります。

私が、夜に拭き取り化粧水を使っているのは、夜のスキンケアには時間をかけられるからです。

余分な角質を取り除いた後に、化粧水を付け、美容液を付け、クリームでふたをし、といったように、丁寧にケアをすることができます。

拭き取り化粧水は、どんな人でしたら毎日使っても大丈夫ですか?

過度な乾燥による赤みや炎症がなく、皮脂もしっかりある人です。

つまり、うるおいのある健康的なお肌をしている人ということですね。

逆に、お肌が乾燥しすぎて赤みや炎症のある人は、拭き取り化粧水を使わない方が良いと思います。

それは、どうしてですか? 拭き取り化粧水は、乾燥にも良さそうですが…。

赤みや炎症を伴う乾燥肌の人は、ターンオーバーが早すぎて、皮膚が薄い傾向にあります。

細胞の生まれ変わりが早すぎると、細胞が毛細血管から酸素を十分に得られず、未熟な状態のまま表面に上がってきます。

未熟な細胞は剝がれやすく、バリア機能も低いため、拭き取り化粧水を使うと、乾燥がさらに進んでしまう原因になります。

拭き取り化粧水は、すべての乾燥肌に良いわけではないのですか…。

拭き取り化粧水を使って大丈夫?

乾燥がどこから来ているかで、拭き取り化粧水を使っても大丈夫かが、分かれるようですね。

■ 拭き取り化粧水を使って大丈夫
・角質がたまり厚くなって乾燥している
・赤みや炎症がない
など

■ 拭き取り化粧水は使わない方が良い
・赤みや炎症を伴う乾燥肌
・皮膚が薄い
・ターンオーバーが早すぎる
など

他にも、ホルモンバランスの乱れ、花粉の時期にお肌がピリピリするなどの違和感のあるときは、拭き取り化粧水は使わない方が良いと思います。

判断がなかなか難しいですね…。

例えば、こんな風にしても良いと思いますよ。

お肌の状態が良いときに、拭き取り化粧水を朝晩に使ってみる。

もし乾燥したら、夜だけにする。

それでも乾燥したら、一日置きにする。

もしくは、お肌がゴワゴワしたり、化粧のりが悪くなってきたりしたときに使う。

たしかに、お肌の状態をみながら、拭き取り化粧水の頻度を調整するのが、お肌への刺激も少なそうです。

また、拭き取り化粧水を部分的に使うのも良いです。

お肌を触ってみて、ざらつきを感じる場所に使います。

目や口の周りは、皮膚が薄いため、使わなくても大丈夫です。

目の周りは皮膚が薄い?

顔の皮膚は、場所によって厚さが違います。下の記事にもありますが、目や口の周りは、皮膚が薄く乾燥しやすく、シワなども出やすいです。

拭き取り化粧水の使い方

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拭き取り化粧水は、スキンケアの工程の中で、いつ使うものなのですか?

洗顔後に使います。

「拭き取り」といいますから、化粧水を付けて、それを拭き取るのでしょうか?

(保湿)化粧水は、コットンで付けたり、手で付けたり、スプレーしたり、人それぞれの付け方があると思います。

拭き取り化粧水は、コットンに取って、毛穴に逆らうようにして優しく拭いていきます。

汚れをかき出していくようなイメージです。

「毛穴に逆らうようにして」ということですが、どちらの方向に動かすと良いでしょうか?

顔の毛穴は下向きになっているところが多いです。

そのため、下から上、内から外、といったように拭いていくと良いと思います。

拭き取り化粧水を部分的に使う場合、どんな場所に使うのが良いですか?

角質が厚くなりやすい場所です。

例えば、Tゾーンは、皮脂の分泌が多くざらつきやすいです。

また、口の下・顎・こめかみなども角質が厚くなりやすく、ニキビが出やすいです。

他には、フェイスラインも、ホルモンバランスの乱れやストレスによって、角質が厚くなりやすいです。

角質の厚い場所

顔の中で、角質が厚くなりやすい場所をまとめます。

Tゾーン
口の下

こめかみ
フェイスライン
など

これらの場所を触ってみて、ごわつきを感じるとき、拭き取り化粧水を部分的に使うのも良さそうです。

拭き取り化粧水は、「化粧水」のひとつです。

拭き取り化粧水をしたら、普通の(保湿)化粧水は必要ないのでしょうか?

いいえ。拭き取り化粧水をした後に、(保湿)化粧水を使います。

そうですよね。

保湿の化粧水と、拭き取り化粧水とでは、目的が違いますものね。

拭き取り化粧水の後に化粧水を使う

鈴木 先生の前編の記事でまとめていますが、(保湿)化粧水は「必要なものを与え」、拭き取り化粧水は「不要なものを取り除く」役割があります。

ふたつの目的が違うからこそ、拭き取り化粧水の後は、(保湿)化粧水を使った方が良いのですね。

拭き取り化粧水をするときのポイントはありますか?

(パッケージなどに)表示されている量よりも、たっぷり使ってほしいと思います。

摩擦によるお肌への負担も減ります。

また、拭き取り化粧水のやり過ぎは良くないですから、同じ場所を何度も拭くようなことは、避けた方が良いでしょう。

他にも、日焼け後や顔剃りをした後で、お肌が敏感になっているときは、使わない方が良いです。

普通の化粧水でも拭き取れる?

ちなみに、普通の(保湿)化粧水でも、拭き取りすることはできます。

え、そうなのですか!?

使い方は、拭き取り化粧水と同じですか?

はい。

私は、サロンのお客様にはまず、(保湿)化粧水で拭き取ることをおすすめしています。

落としきれなかった毛穴の汚れは、(保湿)化粧水でも、多少取り除くことができます。

また、洗顔後に顔を拭くタオルのほこりや雑菌が、顔に残っていたりします。

(保湿)化粧水でそれらを拭き取ることで、清潔な状態で次の化粧水、美容液などを付けることができます。

同時に、手のひらも拭き取りしてからスキンケアを始めると、より清潔ですね。

つまり、(保湿)化粧水を、最初はコットンに付けて拭き、その後にまた顔に付けるということですか?

はい、そうです。

化粧水で拭き取り!

(保湿)化粧水で拭き取るときは、二度付けするようなイメージですね。

1. 化粧水をコットンに付けて拭く

2. 化粧水を顔に付ける

例えば、朝は(保湿)化粧水で拭き取って、夜は拭き取り化粧水を使うのも良いです。

化粧水の量が増えますから、お肌のうるおいが出て、余分な角質もたまりにくくなります。

先程、「拭き取り化粧水のやり過ぎには注意」というお話がありました。

普通の(保湿)化粧水であれば、角質をおだやかにするような作用はないと思います。

化粧水を拭き取りに使うと、お肌への負担を気にしなくても大丈夫なのですか?

はい、そういった心配はありません。

それは、良いですね。安心感があります。

いまの(保湿)化粧水で行えるのも手軽で、魅力的です。

まずは、化粧水での拭き取りから始めてみるのも、良いかもしれませんね。

まとめ

拭き取り化粧水は、余分な角質を取り除くことで透明感のあるお肌に整えることができます。

ただ、角質を取り過ぎてしまうと、かえって乾燥に傾いてしまう可能性もあります。

そのバランスが大切です。

鈴木 先生がおっしゃったように、拭き取り化粧水を朝晩に使ってみて、乾燥したら夜だけにする、それでも乾燥したら一日置きにする、そうやってバランスをみながら行うのが良さそうです。

また、お肌がゴワゴワしたときに使ったり、ごわつきのある場所に部分使いしたりするのも良いでしょう。

鈴木 先生は、サロンのお客様には、普段の(保湿)化粧水で、拭き取りを行うことをおすすめしているとのことでした。

それでしたら、お肌への刺激を心配する必要はなく安心です。

鈴木 先生の記事

こちらは、鈴木 先生の後編の記事です。前編では、拭き取り化粧水の効果についてまとめています。

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