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セサミオイルの効果とは?スキンケアやうがいなどでの使い方

アーユルヴェーダデトックスサロン 和 nico  飯島 生都子 先生

セサミオイルの効果とは?スキンケアやうがいなどでの使い方

「キレイの先生」編集部です。

「ごま油」というと、食用の香ばしいオイルが思い浮かびます。

ただ、インドの伝統医学のアーユルヴェーダでは、ごま油(セサミオイル)がヘルスケアや美容にも用いられるといいます。

例えば、アーユルヴェーダには、おでこの一点に温めたオイルを垂らし続ける「シロダーラ」という技術があります。

そのシロダーラにも、セサミオイルが使用されるといいます。

また、セサミオイルをスキンケアに使うことも使用可能です。

あの香ばしいごま油からは、なかなか想像ができませんよね。

今回のテーマは、そんな「セサミオイル」についてです。

アーユルヴェーダデトックスサロン 和 nico の飯島 生都子 先生に、話をお聞きしました。

和 nico さんは、アーユルヴェーダのサロンで、セサミオイルもお使いになっていらっしゃいます。

セサミオイルは、どんな効果・効能が期待できるのでしょうか?

そして、スキンケアでは、どのような使い方ができるのでしょうか?

飯島 先生に教えていただきました。

* こちらは、飯島 先生の後編の記事です。前編の記事では、「シロダーラ」について取り上げました。「「シロダーラ」とは?たくさんありすぎる効果の中から16つ」からご覧ください。

目次

アーユルヴェーダについて
・アーユルヴェーダとは

太白ごま油

セサミオイルの効果

セサミオイルの使い方
・キュアリング
・スキンケア
・うがいなど

まとめ

本日のキレイの先生

アーユルヴェーダデトックスサロン 和 nico

飯島 生都子 先生

「キレイの先生」編集部

アーユルヴェーダについて

セサミオイルは、「アーユルヴェーダ」で使用される代表的なオイルです。

では、アーユルヴェーダとは、何なのでしょうか?

飯島 先生の前編の記事では、アーユルヴェーダについても、取り上げました。

その内容を、ここで簡単にまとめさせていただきます。

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダは、インドの伝統医療です。

約5,000年前に生まれ、世界最古の医学といわれています。

医療にとどまらず、「幸せは内から来る」という考え方など、哲学的なものも含んでいます。

インドでは、西洋医学と並んで医療として成り立っていて、アーユルヴェーダの医師になるためには、大学できちんと学ぶ必要があります。

アーユルヴェーダのシンボルは、「蓮(はす)」です。

それは、内科・外科・小児科などの8つの部門を表しています。

その中には、日本でいう「若返り」科などもあります。

私自身、アーユルヴェーダは、アンチエイジングのイメージが強かったです。

日本に来ているアーユルヴェーダは、そのウエイトが大きいといえるのかもしれません。

アーユルヴェーダは、心や身体の集大成で、人間のマニュアルや手引き書のようなものです。

身体が不調になったときなどの養生法や、病気になったときの療法などがまとめられています。

そのアーユルヴェーダで用いられることが多いのが、セサミオイルです。

アーユルヴェーダサロンさんに取材させていただくと、必ずといえるほど、セサミオイルをお使いになっています。

では、セサミオイルがどんなオイルなのか、飯島 先生のインタビューをご覧ください。

太白ごま油

太白ごま油

飯島 先生、よろしくお願いします。

アーユルヴェーダでは、セサミオイルがよく用いられます。

セサミオイルは、ごま油のことですよね。

料理用で香りの良い、あのごま油を使用するのですか?

いいえ。

アーユルヴェーダで使うのは、「太白(たいはく)ごま油」です。

それは、料理用のごま油とは、別物になるのでしょうか?

料理用としてよく使われる黒色のごま油は、ごまを火で煎(い)って、焙煎したものから抽出されています。

それに対して、太白ごま油は、焙煎していない生のごまから抽出されます。

私も、料理用のごま油でマッサージするのは、なかなかイメージが付かなかったのですが、また別のものを使うのですね。

先生のサロンでは、セサミオイルに煎じたハーブを合わせて、お使いになっているとのことでした。

アーユルヴェーダの本場のインドでは、セサミオイルはどのようなことに使われているのですか?

代表的なのは、「アヴィヤンガ」と呼ばれるボディマッサージや、ヘッドマッサージです。

「パンチャカルマ」では、浣腸や点鼻などにも使われたりしています。

編集部のコメント

パンチャカルマは、増えすぎたエネルギーを抑える5つの療法のことをいいます。

その中には、「シロダーラ」も含まれます。

パンチャカルマについては、飯島 先生の前編の記事「「シロダーラ」とは?たくさんありすぎる効果の中から16つ」でも取り上げています。

他には、セサミオイルを浸した湿布を痛みのあるところに貼ったりします。

また、うがいにも、使われます。

インドでは、セサミオイルが医療的な目的でも使われることがあるのですね。

セサミオイルの効果

セサミオイルは、どのような特徴があるのでしょうか?

熱性の高いオイルで、身体を温める作用があります。

そして、セサミオイルは、皮膚に塗って15分くらいすると、骨の中まで入るといわれていて、体内の汚れをかき集めて、根こそぎ排除するような作用もあります。

デトックス効果ですね。

また、セサミオイルには、「セサミノール」や「リグナン」といった成分が含まれています。

リグナンには、強い抗酸化力があり、老化の原因となる物質を抑える作用があります。

細胞が酸化して錆びるのを防いで、免疫力が高まります。

美容面では、お肌のうるおいにもつながります。

編集部のコメント

老化は、細胞の「酸化」が原因のひとつです。

酸化は、細胞が金属のように錆びるようなもので、機能が低下します。

それを防ぐのが、「抗酸化」です。

抗酸化については、「活性酸素の除去に抗酸化力のある食べ物!14の栄養から選ぶ」などでも取り上げています。

セサミオイルは、心の面では、イライラしていたり、ソワソワしていたりするのを抑えて、リラックスする作用があるといわれています。

セサミオイルの使い方

セサミオイルの使い方

キュアリング

セサミオイルは、そのまま使うわけではないのですよね?

「シロダーラ」の取材中に、いちど温めてから使う、というお話がありました。

キュアリング」のことですね。

セサミオイルは、いちど100度くらいまで温めてあげる必要になります。

それが、キュアリングです。

ちなみに、キュアリングは、他のオイルには基本的に必要ありません

編集部のコメント

飯島 先生のお話では、セサミオイルをキュアリングすることで、身体を温める作用が強くなったり、不純物を取り除いたりすることができるそうです。

そのことについては、前編の記事「「シロダーラ」とは?たくさんありすぎる効果の中から16つ」で取り上げています。

自宅でも、セサミオイルをキュアリングすることはできるのですか?

はい。

太白ごま油を鍋に入れて火をかけ、100度くらいまでになったら、火を消します。

その後、自然と110度くらいまで熱が上がると思います。

それを冷ましたら、オイルを遮光ビンなどに入れて、直射日光の当たらない場所で保存します。

オイルは酸化する作用があるため、セサミオイルをキュアリングするときは、少量ずつ行うのが良いと思います。

また、保管するのには、プラスチックの容器では溶かしてしまう可能性があるため、遮光性のあるガラスビンがベストです。

そして、オイルを使うときは、湯煎(ゆせん)*などでもういちど温めます。

キュアリングしたセサミオイルは、どのくらいで使い切ると良いですか?

出来れば、1~2週間で使い切ってほしいと思います。

* オイルを鍋に入れて直接火をかけるのではなく、お湯の中に瓶などを入れて温めます。

スキンケア

セサミオイルは、ホームケアではどのように使えますか?

身体や髪の毛のマッサージにお使いいただけます。

スキンケアにも、使えるのでしょうか?

はい。

ボディのマッサージと同じですね。

おすすめなのは、朝にセサミオイルでフェイスマッサージを行うことです。

朝にですか!?

フェイスマッサージは、夜に行うイメージがありました。

どうして、朝に行うのが良いのでしょうか?

朝は、身体の機能がリセットされています。

毒素が外に出やすい時間帯で、そのときにセサミオイルでボディマッサージをすることで、毒素の排出を促してくれます、

また、朝は身体も吸収力があって、オイルが浸透しやすいです。

フェイスマッサージは、歯を磨いたり洗顔したりした後に行います。

そのまま5分くらいセサミオイルを顔に置いてから、サッと洗い流すのも良いでしょう。

それによって、セサミオイルの必要なものが中に入って、不必要なものを洗い流すことができて、すっきりできます。

ただ、日焼け止めなどを塗らないと、残ったオイルで、オイル焼けの心配もありますので気を付けてください。

逆に、夕方にセサミオイルでマッサージをすると、リラックス効果が高いです。

うがいなど

セサミオイルは、うがいするのも良いそうですね。

はい。

喉は乾燥していると、免疫が下がります。

セサミオイルでうがいすることで、喉が乾燥しづらくなり、菌が入っていきにくくなります。

口内炎の予防にもつながり、抗酸化作用などによって、歯茎の健康におすすめの「歯茎磨き」にもなります。

いきなりオイルでうがいすることに抵抗のある方は、お湯にオイルを入れて、うがいするのも良いでしょう。

たしかに、いきなりセサミオイルでうがいするよいも、お湯に入れた方がやりやすそうです。

はい。

そして、慣れてきたら、オイルだけに変えるのも良いと思います。

他には、綿棒にセサミオイルを付けて、鼻や耳の中に塗ったりすることもできます。

たしかに、本場のインドでは、点鼻にアーユルヴェーダが用いられているというお話でした。

また、セサミオイルで温湿布を作ることもできます。

例えば、生理痛のときは、セサミオイルに湿らせたコットンを、おへその下あたりの「丹田(たんでん)」に貼るのも良いです。

コットンが冷えてきたら、また温め直します。

他には、インドでは、ベビーマッサージなどにも、セサミオイルが使われたりしています。

セサミオイルは、インドの伝統医療のアーユルヴェーダに用いられるだけに、使い方はマッサージだけではないのですね。

うがいなども、医療の目的に近い印象があります。

そこが、他のオイルとは、少し違うといえそうです。

シロダーラに続き、セサミオイルのお話も面白かったです。

先生、ありがとうございました。

まとめ

セサミオイルは、抗酸化作用に優れているため、美容の効果も高いです。

スキンケアでも、フェイスマッサージなどに使えます。

ただ、セサミオイルの使い方は、美容だけにとどまりません。

アーユルヴェーダでは、セサミオイルは、医療に用いられるように、デトックス作用が高いです。

そのため、うがいなどに使っても、効果が高いのでしょう。

セサミオイルを美容オイルでひとくくりするのは、少し性格が違うのかもしれませんね。

「ごま油」の知らなかった一面を知ることができ、面白い取材でした。

* 飯島 先生の前編の記事は、下からご覧ください。

本日のキレイの先生