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新化粧品やダイエットは「生理後」に始めよう!そのワケとは

女性のためのHealth Care Salon 結 -yui-  高橋 かおり 先生

新化粧品やダイエットは「生理後」に始めよう!そのワケとは

「キレイの先生」編集部です。

「ダイエットを始めよう」「新しい化粧品を試してみよう」

そういった気持ち、大切ですよね。

でも、時期は適していますか?

新しいことにチャレンジするときは、出来ればその時期まで考えると、より良いと思います。

ダイエットしたり、新しい化粧品を試したりするのは、「生理後」がおすすめです。

その理由は、月経周期と関係しています。

今回は、女性のためのHealth Care Salon 結 -yui- の高橋 かおり 先生に、「月経周期」について話をお聞きしました。

この記事はその後編で、「生理後」のことを中心にまとめさせていただきます。

前編では、「生理前・生理中」の時期についてまとめていますので、そちらと合わせてご覧いただければ、月経周期の全体のサイクルがお分かりいただけると思います。是非、セットでご覧ください。

* 高橋 先生の前編の記事は、「月生理前のむくみ・生理中の肌荒れのワケ!過ごし方のポイント」よりご覧ください。

目次

【編集部】月経周期について

卵胞期(月経後)について

卵胞期(月経後)の過ごし方
・卵胞期(月経後)の注意点

月経周期で大切なこと

まとめ

【編集部】月経周期について

月経周期について

まずは編集部から、高橋 先生のお話に入る前に、月経周期について簡単に説明させていただきます。

これは、高橋 先生 の前編の記事の内容をまとめたものです*1。

「月経周期」は、妊娠や出産のため、女性の健康や美しさをサポートするために、女性に備わっています。

下のようなサイクルで、平均的に28日のサイクルで回っています(周期は、個人差が大きく、25~38日以内であれば正常といえるそうです)。

1) 月経期

2) 卵胞期

3) 排卵期

4) 黄体期

このサイクルは、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」のバランスと深く関係しています。

その関係性を簡単に表すと、下のような図になります*2。

女性ホルモンの分泌量変化のイメージ

この2つの女性ホルモンのバランスは、心身にも大きな影響を与えます。

「新しいことをチャレンジするのは、生理後が良い」というのも、この女性ホルモンが関係しています。

それは、どういうことなのでしょうか?

それは、高橋 先生のお話をご覧いただければと思います。

*1 高橋 先生の前編の記事は、「生理前のむくみ・生理中の肌荒れのワケ!過ごし方のポイント」よりご覧ください。

*2 上の図は、「女性ホルモンの周期・バランスで考える、プラセンタの使い方」でご紹介させていただいたものです。

卵胞期(月経後)について

卵胞期(月経後)について

卵胞期(月経・生理後)は、排卵に向けてプロゲステロンよりも「エストロゲン」の分泌が優位になり、「美を作るホルモン」とも呼ばれるエストロゲンの恩恵を受けられるありがたい時期です。

下のように、心や身体・お肌の調子が良く、女性が最もチャーミングに過ごしやすいです。

・自律神経*のバランスが整い不調が少ない
・代謝が上がる
・老廃物の排泄がスムーズ
・お肌・髪の調子が良い
・運動パフォーマンスや持久力が高い
・気分が上がる
・社交的になる
・直感が冴える
など

そのため、この卵胞期は、新たなことにチャレンジするなど活動的に過ごすことに適していて、別名「アクティブ期」と表現することができます。

* 編集部:自律神経は、人の心と身体をコントロールしている神経です。「交感神経(がんばるモードの神経・昼に強く働く)」と「副交感神経(リラックスモードの神経・夜に強く働く)」が、バランスをとりながら働きます。そのバランスが崩れると、心身に大きな影響があります。

卵胞期(生理後)の過ごし方

卵胞期(生理後)の過ごし方

卵胞期(月経・生理後)は、月経でゆるんだ骨盤が排卵に向けて締まっていく時期であり、月経中のようにのんびりしてリラックスばかりの生活はおすすめしません。

朝はしっかりと目覚め、活動的に過ごすことが大切です(つまり、月経周期に合わせて、その時期にふさわしい生活を意識し、メリハリをつけることが大切です)。

また、この時期はエストロゲンの恩恵を受けられるので、心・身体・お肌の調子がとても良いです。

代謝も上がり、気持ちも安定しているので、ダイエットといった新たなことへのチャレンジもしやすく、効果も出やすいといえます。

そして、お肌にトラブルが生じても、深刻な問題には発展しづらいです。

そのため、新しい化粧品やスキンケア用品を試すのも、この時期が良いでしょう。毛穴の汚れを取ったり、ピーリングで角質ケアをしたりするなど、積極的なスキンケアも、卵胞期に行うのが好ましいです。

「新しいことにチャレンジするなら卵胞期」と考えても良いかもしれません。

編集部のコメント

新しいことにチャレンジするのは、「卵胞期(月経後)が良い」ということですが、もういちど、月経周期と女性ホルモンの関係を表した図をみてみましょう。

女性ホルモンの分泌量変化のイメージ

排卵が過ぎ月経をむかえるまでの期間(生理前・黄体期)は、エストロゲンとプロゲステロンが複雑なバランスを作り出し、非常に不安定で乱れやすく、心と身体が影響を受け不安定になりがちです。

また、エストロゲンの分泌よりもプロゲステロンの分泌が増えることで、皮脂の分泌が増えてテカリや、ニキビなどの吹き出物といった肌トラブルが生じやすい時期でもあります。

そして月経期は、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が少なくなり、疲れやだるさが出やすかったり、憂鬱になりやすかったりします。お肌は、乾燥肌・敏感肌に傾きやすいです。

つまり、月経周期と心身の調子をまとめると、下のようになります(ここでは分かりやすく、「黄体期」をスタートとして、まとめています)。

4) 黄体期(生理前) あまり良いとはいえない

1) 月経期(生理)  あまり良いとはいえない

2) 卵胞期(生理後) 良い

3) 排卵期

この点からも、新しい化粧品やスキンケア用品を試したり、ダイエットをしたりするなど、新しいことにチャレンジするのは、心身の調子が良い生理後が良いといえるでしょう。

* 生理前・生理中については、高橋 先生の前編の記事にまとめています。「女性ホルモンの周期・バランスで考える、プラセンタの使い方」をご覧ください。

月経周期で大切なこと

月経周期で大切なこと

エストロゲンは、「美を作るホルモン」ともいわれるため、増やす方に注目が集まりがちです。

ただ、エストロゲンの過剰分泌が長期間になると、乳がんや子宮筋腫・子宮内膜症の原因となります。

そして、もうひとつの女性ホルモンであるプロゲステロンはそのリスクを抑制する働きがあります、

つまり、エストロゲンを増やすことに必死になるのではなく、月経周期に合わせた女性ホルモンのバランスを整えることがもっとも大切です。

自分の月経周期を把握するには、月経開始日から次の月経開始日の前日をカウントします。直近4回分程度のデータをチェックし、大まかな周期を把握しましょう。

また、月経が規則正しくきてもホルモンバランスが問題ないとは言えないため、ホルモンバランスの状態を把握するためには、基礎体温を測定し記録することが必要です。

自分の月経周期やホルモンバランスの状態を把握することが、月経周期を味方につける上での第一歩となります。

編集部のコメント

今回の高橋 先生への取材で、印象的なお話がありました。

例えば、生理前の不調は、自然な身体の変化で、「それで良い」というのです。

たしかに、生理前に心身の調子が崩れるのは、月経周期における正常な症状といえます。

自分の月経周期を把握していれば、生理前に体調が優れなかったり、肌の調子が良くなかったりしても、ストレスを感じることはなくなりますね。

そのためには、高橋 先生のおっしゃったように、基礎体温を記録することをおすすめします。

それは、基礎体温が月経周期によって変動するためです。

下の図は、別の記事*でご紹介した、月経周期と基礎体温の変化を表した図です。時期によって、基礎体温が変化するのがお分かりになると思います。

月経周期の基礎体温の変化

■ 月経周期と基礎体温の変化
4) 黄体期(生理前) 高温
1) 月経期(生理)  低温
2) 卵胞期(生理後) 低温
3) 排卵期

基礎体温は、「婦人体温計」を使って計ります。

朝に起きた直後、身体を起こす前に計るようにしましょう(身体を起こしてしまうと、体温が変わってしまうためです)。

そして、毎日同じ時間帯に計るようにすると、より正確な基礎体温を計ることができます。

* 上の図は、「生理前の肌荒れはどうして?対策は月経の捉え方を変えること」でご紹介させていただいたものです。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

女性の身体は、月経周期と切っても切り離せない関係にあり、女性ホルモンのバランスが心身にも影響を与えます。

ダイエットや新化粧品を始めても、あまり効果を感じられなかったり、かえってトラブルにつながったりするのは嫌ですよね。

生理後の卵胞期は、エストロゲンの分泌量が増えて、心身の調子がもっとも良い時期です。

新しいことにチャレンジするときは、まずは生理後に試してみて、様子をみてはいかがでしょうか?

* 高橋 先生の前編の記事は、下からご覧ください。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:女性のためのHealth Care Salon 結 -yui- 高橋 かおり 先生、「キレイの先生」編集部)

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