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朝のスキンケアの方法は夜と同じ?クレンジングは必要なの?

Casa di Venere  野間 礼子 先生

朝のスキンケアは夜と同じが基本!朝もクレンジングをしよう

「キレイの先生」編集部です。

このサイトでは、多くのエステサロンの先生方に、スキンケアの方法をアドバイスいただきました。

ただそれは、どちらかというと、夜のスキンケアの内容が中心でした。

では、朝のスキンケアはどうなんでしょうか?

朝と夜では、スキンケアの方法が変わるのでしょうか?

例えば、朝はメイクを落とす必要がありません。

すると、クレンジングは必要ないのでしょうか?

今回は、Casa di Venere の野間 礼子 先生に、「朝のスキンケア」をテーマに、取材させていただきました。

野間 先生のお話と、皆さまの朝のスキンケアと比べてみてはいかがでしょうか?

目次

朝のスキンケアの方法
・スキンケアの役割
・スキンケアで大切なこと

朝のクレンジング

スキンケアのポイント
・洗顔
・乳液・クリーム

間違いやすいスキンケア
・化粧水の付け方

まとめ

朝のスキンケアの方法

朝のスキンケア

朝のスキンケアは、夜に比べると楽にする方が多いのではないかと思います。

ただ、お肌は、朝でも夜でもいつでも同じです。

例えば、赤ちゃんも年配の方も、黒人も白人も、お肌の構造は変わらないのと一緒です。

そのため、朝と夜でスキンケアの方法を変える必要はあまりありません。

朝も夜も、スキンケアの役割は、どちらも同じです。

朝も基本的には、夜と同じスキンケアを行うと良いでしょう。

スキンケアの役割

お肌の機能は色々あります。

その中でも、「代謝」・「水分保湿」・「皮脂分泌」の3つが、きれいな正三角形のようにバランスが取れていると、肌トラブルが起きることはありません。

お肌の代謝が落ちたり、皮脂の分泌が多くなったりして、三角形のバランスが崩れると、肌トラブルにつながりやすくなります。

それを正三角形に戻すためのものが、「スキンケア」です。

スキンケアで不要なものを取り除き、足りないものを補っていきます。

スキンケアで大切なこと

スキンケアで大切なこと

現在は情報にあふれ、美容法も様々なものが伝えられています。

例えば、「ワセリンだけ塗ると良い」、「何もしないのが良い」といった美容法も伝えられています。

スキンケアを行わない?

「キレイの先生」編集部です。スキンケアを何も行わないことを、「肌断食」といいます。

ただ、どんな美容法でも、全員に当てはまるわけではありません。

それよりも、自分の肌状態を見極めて、スキンケアを行うことが大切です。

例えば、皮脂(毛穴から分泌されている油分で、皮膚の潤いを保護する役割がある)がしっかり出ている方は乳液を付ける必要がないかもしれませんし、乾燥肌の方は夜でも朝でもクリームを付けた方が良いでしょう。

また、化粧品は、例えば夏は「美白」、冬は「保湿」といったように、季節ごとに特徴の違うものがお店に並びますが、冬でも紫外線を多く浴びる方もいますし、夏でも乾燥を感じる方もいます。

化粧品も、季節で選ぶよりも、ご自分の肌質からお選びになってほしいと思います。

そのため、サロンでは、お客様の肌質をお伝えし、ご自分のお肌のことを知っていただくようにしています。

それによって、化粧品もご自分で選べるようになります。

スキンケアは、朝と夜でやり方に差をつけるよりも、ご自分の肌質に合わせた方法で行うことが大切です。

朝のクレンジング

朝のクレンジング

クレンジングは、「メイク落とし」のイメージが強いのではないかと思います。

そのため、夜はクレンジングしても、朝は行わない方が多いのではないでしょうか?

たしかに朝は、メイクを落とす必要はありません。

ただ、朝のスキンケアでも、クレンジングは行っていただきたいです。

それは、クレンジングの役割は、メイクを落とすことではなく、「油汚れを落とす」ことのためです。

朝の顔には、前夜のスキンケアで付けたクリームや乳液が残っています。

クリームなどは、お肌に入れるというよりも、スキンケアの「ふた」の役割があり、お肌に乗っているような状態です。

それが残っていると、油が酸化してしまう場合があります。

また、その状態で、朝のスキンケアでさらにクリームを付けると、どんどん油が乗ることになって、くすみやすくなります。

そして、夜眠っている間にも、皮脂は分泌されます。

古い皮脂をそのままにしておくと、やはり酸化につながります。

朝のスキンケアで美容成分を付けても、お肌に油汚れが残っていると、お肌に入っていきません。

そのため朝も、クレンジングは行ってほしいと思います。

極端ですが、朝に時間がないときでも、洗顔よりも、クレンジングすることをおすすめします(それは洗顔が、水性の汚れを落とすためです。油汚れは、水で落とすことはできません)。

ただ、朝はノーメイクですから、クレンジング剤の量は、夜と比べて半分くらいで良いでしょう。

ちなみに、ノーメイクの日でも、同様の理由で、夜はクレンジングすることをおすすめします。

スキンケアのポイント

スキンケアのポイント

スキンケアは、朝と夜で差をつける必要はありません。

ここでは、朝と夜の両方のスキンケアに共通するポイントをお話しします。

洗顔

現在は、「W洗顔(クレンジングの後に洗顔を行う)」が主流だと思います。

洗顔では、水性(ほこり・垢・角質など)の汚れを落とします。

洗顔料でたっぷりの泡を作って「気持ちが良い」からと、長い時間、洗顔をされていらっしゃいませんか?

洗顔料は弱アルカリ性のものが多く、弱酸性のお肌には刺激があります。

そのため、長く洗顔すると、お肌がアルカリ性に傾いてしまいます。

洗顔は出来るだけ、泡を顔に乗せてから30秒くらいで、すすぐようにしましょう。

皮膚を弱酸性に保つ

「キレイの先生」編集部です。皮膚のph(酸性・アルカリ性の度合いを数値で表したもの)は、「弱酸性」で、それがバリア機能の役割も果たしています。そのため、皮膚がアルカリ性に傾くと、外部からの刺激にも弱くなります。

乳液・クリーム

若いときは、皮脂の分泌が多いため、乳液・クリームをお使いにならないのも良いと思います。

ただ、加齢にともなって代謝は低下し、皮脂の分泌量も落ちていきます。

そのため基本的には、スキンケアの最後に、乳液などで「ふた」をするようにしましょう。

ただ、こってりとしたクリームは、油分が多く含まれていて、乾燥肌の方にはありがたいかもしれませんが、あまり推奨しません。

お肌は、賢いものです。

クリームの作られた油が乗っていると、お肌が「皮脂が足りている」と勘違いして、皮脂を作る力が衰えていきます。

普段クリームを付けていてそれをやめると、(お肌の皮脂を作る力の衰えから)お肌は皮脂が出づらい状態のため、乾燥しやすくなります。

そのため、「今日は乾燥がひどい」というときにはクリームでも良いと思いますが、基本的には乳液やジェルをおすすめします(乳液やジェルは、クリームと比べると、油分が少ないです)。

間違いやすいスキンケア

間違いやすいスキンケア

スキンケアは、ご自分の肌質に合わせた方法で行うことが大切です。

その中で、意外と多いのが「自称オイリー肌」です。

Tゾーンのべたつきが気になって「皮脂が多いから」と、さっぱりめの化粧品を好まれていないでしょうか?

むしろ、そのべたつきは、お肌が乾燥して水分が足りていない可能性もあります。

お肌の表面は、水分と油分(皮脂)のバランスが大切です。

例えば、クーラーなどで水分が飛ばされると、お肌の表面には、皮脂だけが残っているような状態です。

すると、お肌はその格差を埋めようとします。

ただ、お肌には、水分の分泌機能はないため、水分を出すことはできません(汗は老廃物のため、分泌機能ではありません)。

そして、皮脂の分泌機能だけが働き、お肌がさらにオイリーに傾きます。

つまり、お肌の水分が減って、油分とのバランスが崩れることで、皮脂がさらに増えることになるのです。

そのため、Tゾーンのべたつきにも、化粧水をたくさん付けてあげて保湿することが大切です。

オイリー肌でも乾燥?

「キレイの先生」編集部です。皮脂は、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合い、天然の保護膜である「皮脂膜」を作ります。皮脂膜は、皮膚の水分の蒸発を防ぐなどの役割があります。そのため、お肌が乾燥していると、皮膚の水分がそれ以上蒸発しないように、お肌は皮脂の分泌を増やすのです。それによって、お肌は乾燥しているが、表面はべたつく「インナードライ」の状態になります。

インナードライについては、下の記事でも紹介しています。

化粧水の付け方など

間違いやすいスキンケア

化粧水は、商品のパッケージに、「手に500円玉くらいの大きさを出し」といったように、使い方が記載されています。

化粧品は基本的に、角質層(皮膚のもっともの表面の層)までしか入っていきません。

角質層は、角質(古くなった肌細胞)がレンガのように積みあがっていて、500円玉大の化粧水をまとめて付けても、ムラになりやすいです。

化粧水は、例えば1円玉大くらいを1/4ずつに小分けして、何回か重ね付けすることをおすすめします。

そうすることで、化粧水が角質層全体に行き渡りやすくなります。

化粧水の付け方!

「キレイの先生」編集部です。化粧水の重ね付けは、お肌に水分をたっぷりと与えてあげる方法としてもおすすめです。

例えば、下の記事では、化粧水をいちど付けて「入ったな…」と思ったら、もういちど重ね付けして、それを繰り返し、「もう入らないな…」となったら終える化粧水の付け方をおすすめしています。

また、お肌のべたつきが気になって、乳液やクリームを付けない方もいらっしゃいますが、べたつきは乾燥から来ている場合も多いですから、スキンケアの最後は、乳液などで「ふた」をしてあげるようにしましょう。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

私は朝のスキンケアで、いくつか間違った思い込みをしていました。

「夜と朝では、スキンケアの役割が違う」

野間 先生のおっしゃるように、朝と夜でお肌の構造が変わるわけではありません。スキンケアの役割も同じですから、夜と朝で方法に差をつける必要はありません。

「朝のクレンジングは必要ない」

朝は、ノーメイクです。ただ、クレンジングの役割は、油汚れを落とすことです。朝も、油汚れはあります。それを落とすためにも、クレンジングは行った方が良いですね。

おそらく皆さまも、朝はクレンジングをしていない方が多いのではないかと思います。

ただ、前夜のスキンケアの残りや、余分な皮脂はありますから、朝もクレンジングを行ってみてはいかがでしょうか?

* 2016年9月20日に公開した『朝のスキンケアは夜と同じが基本!朝もクレンジングをしよう』を再編集しました。

本日のキレイの先生

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野間 礼子 先生