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ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA(ふま~な)  田中 幸子 先生

クレイパックの効果は毛穴掃除だけじゃない!作り方と使い方

クレイパックの効果は毛穴掃除だけじゃない!作り方と使い方

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、パックはパックでも泥(クレイ)のパック、「クレイパック」です。

最初、それを知ったときは驚きました。だって、泥を顔に乗せるんですよ(もちろん、ただの泥ではありませんが)。

どんな効果があるのか、興味がわきませんか?

そんなクレイパックについて話をお聞きしたのは、ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA(ふま~な) の田中 幸子 先生です。

取材中、私も10分程ではありましたが、クレイパックを左手の甲で試させていただきました。クレイパックを落としてみると、右手と比べて目を見張りました。まったく違うんです。

クレイパックをした左手は、色も白くなって、お肌のキメも整っているのが分かります。

私はこれまで、クレイパックが毛穴をきれいにする効果があると思っていました。ただ、それはクレイパックの効果のほんの一部分だったんです。

一体、クレイパックにはどんな効果があるんでしょうか? 使い方はどうすればいいんでしょうか?

田中 先生には、クレイパックのパウダーからの作り方も実演いただいたので、写真付きでご紹介します。

目次

クレイパックとは
・粘度療法

クレイパックの効果
・美容効果(毛穴掃除など)
・健康効果

パウダーから作るクレイパック用ペーストの作り方
・材料
・容器など
・作り方

クレイパックの使い方
・ガーゼでクレイパック

クレイパックの種類

まとめ

クレイパックとは

クレイパックとは

「クレイ」は、粒子が2ミクロン以下の粘土(クレイ)のことをいいます。

クレイパックは基本的に、それを乾燥させた粉末状になっていて、水に戻してパックに使います。

ただ、クレイパックはお肌につけるものですから、粒子が2ミクロン以下のクレイなら何でも良いというわけではありません。

例えば、サロンで使用しているのは、「AromaFrance(アロマフランス)*」というブランドのクレイです。

これは、純度の高いオーガニックのフランス産のクレイです。下記のように、土壌の品質などにもこだわられています。

・農薬を使用していた畑などの土壌ではない
・加工の際に精製(高温での殺菌処理など)、イオン処理されていない
・防腐剤などが含まれていない
など

クレイパックの基準はブランドごとに異なると思いますが、お選びになるときは、このあたりをご参考にされても良いかもしれません。

* AromaFranceのクレイのページはこちらから。

粘土療法

クレイパックというと、エステサロンなどでのフェイスパックのイメージが強いかもしれません。

たしかにクレイパックは、美容に良い効果があります。

ただ、本場のヨーロッパ(フランスやドイツなど)では、健康面での効果もよく知られていて、クレイパックが治癒目的でも使われていたりします。むしろあちらでは、そちらの方がメジャーかもしれません。

私がサロンにクレイパックを取り入れているのも、健康面での効果によるところが大きく、フェイシャル以外にも、足裏や手首、背中などにも使っています。

クレイパックの効果

クレイパックの効果

美容効果(毛穴掃除など)

クレイパックは、吸収・吸着力が本当に高く、お肌や毛穴の汚れをどんどん吸い取る力があります。

そのためフェイスパックに使うと顔色が明るくなり、小鼻の黒ずみを改善するのにもおすすめです。

またクレイパックには、体内から悪いものを吸い出すデットクス効果もあります。

それによって美容面では、下記のような効果も期待できます。

・むくみの改善
・疲れ顔の改善
・ニキビの改善*
・お肌にハリを与える
など

そして、体内の余分なものを吸い出すことで、細胞の代謝を促すことにもつながります。代謝の妨げになっていたものをなくすイメージです。

そのためクレイパックは、老化の予防(アンチエイジング)にもなります。

* ニキビの改善にクレイパック(特にデトックス効果の高い種類のもの)をお使いになると、体内の悪いものを吸い出す効果があるため、好転反応として一時的に、お肌の中に潜んでいたニキビが一気に出る場合があります。

健康効果

本場のヨーロッパでは、クレイパックが治癒目的でも使われていることはお話ししました。

それは、クレイパックには毒素を吸い出すデトックス効果と、イオン調整の作用があるとされているためです。

例えば、「マイナスイオン」は、リラックスの効果があることで知られていると思います。プラスイオンはその逆の特徴があり、ストレスの中にいたり疲れていたりすると、体内で「プラスイオン」がたまりやすいといえます。

クレイパックは、体内の余剰なプラスイオンを吸い出して、バランスを整える作用があるとされています。

そのため、ストレス軽減やリラックス効果もあります。

また、クレイパックを傷口に使うと、毒素を吸い出してイオン調整するため(傷口はプラスイオンがたまっている状態)、傷の治りが早くなるといわれています。

その他、クレイパックには抗炎症作用もあるため、打撲や熱を持った腫れなどにもとても効果的です。

パウダーから作るクレイパック用ペーストの作り方

材料

クレイパックを作るのに用意するのは、「クレイの粉末」と「水」だけです。

分量は、ブランドや種類によって違います。

■ クレイの粉末に対する水の分量(AromaFranceのクレイの例)
・ホワイトカオリン:(クレイの)約75%
・グリーンモンモモリオナイト:(クレイの)約60%

この水の量は、季節や湿度によっても微調整されると良いでしょう(例えば梅雨の時期は、水を気持ち少なめにするといったように)。

水は、水道水は雑菌が増殖しやすいので、ミネラルウォーターや精製水をお使いになるのをおすすめします。

アロマ(精油)を混ぜることもできますが、水分と油分は混ざり合わないため、私はそれでしたらハーブウォーター(例えば、ローズウォーターやラベンダーウォーターなど)をお使いになるのが良いと思います。

ちなみにサロンでは現在、北海道の白樺(樹木)のエキスで、クレイパックを作っています。これも美容効果が高く、活性酸素を除去する作用があり、美白にもつながります。

容器など

クレイパックでお使いになる容器などについても、お伝えしたいことがあります。

クレイの粉末を保存する容器は、「ガラス」・「木」・「紙」などの材質のものにしましょう。

クレイパックは、吸収・吸着力がとても高いです。そのため、プラスチックのような人工的な材質の容器で保存していると、その成分を吸収・吸着してしまいます。

粉末を水で戻すときも、木製のスプーンなどをお使いになってほしいと思います。

作り方

クレイパックは粉末に水を加えて作ることもできますが、私がおすすめするのは、水に粉末を加える方法です。

そうすることによって、自然な粘度のクレイに戻すことができます。

1)
水(下の写真は白樺エキス)をガラス容器に加えます。

クレイパックの作り方1

2)
水に粉末を直接加えても良いですが、丁寧に作りたいときは、別の容器で粉末を計るようにすると、より正確な分量でクレイパックを作ることができます。
粉末は、まとめて水に入れるのではなく、均一に水になじむように、少しずつまぶしていくと良いでしょう。

クレイパックの作り方2

3)
水に粉末を加えたら、この段階では混ぜずに、容器にティッシュをかぶせて、しばらく置いておきます。

クレイパックの作り方3

4)
粉末に水がなじんできたら、ティッシュを外します。すると、表面がひび割れたようになっていると思います。
これを(木製の)ヘラなどで中を見てみると、やわらかいクレイになっているのが、お分かりになると思います。

クレイパックの作り方4

それをヘラで少し練り込めば、クレイパックの出来上がりです。

クレイパックの作り方5

クレイパックの使い方

クレイパック(フェイスパック)をするには、お肌のお手入れの前がおすすめです。

ひんやりとしていて気持ちが良く、お肌がきれいになるので、その後の化粧水などの浸透がとても良くなります。

方法は、通常のフェイスパックと同じように、クレイを顔に乗せていくだけです。

下の写真は、手の甲にクレイパックを乗せたときのものですが、このようにヘラを使ってクレイを乗せていきます。これは、バターナイフをお使いいただいても大丈夫です。ただ材質は、木製のものが良いでしょう。

クレイパックの使い方1

顔に乗せるクレイの厚さは、5mmくらいが理想です。薄くても3mmは欲しいところです。

これは、クレイが薄いと乾燥する時間が早いためです。

クレイが乾燥すると、吸収・吸着力がなくなってしまいます。

5mmくらいの厚さであれば、乾燥し始めるまで15分くらいは顔に乗せておくことができ、クレイパックの効果を長くとることができます。

クレイは端から乾燥が始まるため、端の方をできるだけ厚くするのがポイントです。また、目や口に入らないように気をつけましょう。

そして、クレイパックが乾燥し始めたら、まずはヘラなどを使って全体的にクレイをそぎ落とします。

クレイパックの使い方2

そぎ落としたクレイパックは、新聞紙などに包み袋に入れて処分しましょう。決して再利用はしません。

最後に、顔に残ったクレイを水で洗い流して、化粧水などでお肌を整えて終わりです。

ガーゼでクレイパック

クレイパックが初めての方は、ご自分でクレイを顔にきれいに乗せるのは難しいかもしれません。

そこで、クレイを大き目のガーゼに乗せてから、それを顔に乗せる方法もあります。

用意するのは、顔の上下半分で2つのガーゼです。そこに、3~5mmの厚さでクレイを乗せていきます。

後は、ガーゼごとクレイパックを顔に乗せるだけです。

乾燥までの時間も、お肌に直接乗せるよりも長く取れると思います。また、あらかじめガーゼを精製水などでしめらせておくと、さらにクレイの乾燥を遅らせることができます。

クレイパックの種類

クレイパックの種類

最後に、クレイパックの種類について、少しお話したいと思います。

クレイパックにはいくつか種類があり、クレイの色も違います。

クレイパックはミネラルが豊富に含まれていますが、その種類によって成分の内容や比率が違います。

(クレイパックの主成分は「シリカ」というミネラルで、どの種類もそれが含有成分の半分くらいを占めています。その他、「酸化アルミニウム」なども入っていて、種類によってその比率が変わります)

例えば「AromaFrance」のクレイは、下記の5種類があります。

・ホワイトカオリン
・レッドイライト
・イエローイライト
・グリーンイライト
・グリーンモンモリオナイト

他のブランドでは、パープルやブラウン、ベージュ、ブルー、ピンクといった種類のクレイもあるようです。

これらはそれぞれに特徴があり、サロンでは、お客様の体質や体調に合わせて使うものを選んでいます。

例えばレッドイライトは、二酸化鉄が多く含まれていて、血行促進に効果的です。そのためご自宅では、半身浴や足湯のときにお使いいただくのがおすすめです(ただレッドイライトは、フェイスパックにはお使いいただけません)。

もっともデトックス効果が高いのは、グリーンイライトでしょう。

クレイパックが初めての方には、ホワイトカオリンがおすすめです。これは、1ミクロンの細かな粒子のクレイです。5種類の中ではデトックス効果がもっともゆるやかで、お肌に優しいです。

下の写真は、「ホワイトカオリン」と「グリーンイライト」の粉末を、同じ分量ずつ取ったときのものです。

「ホワイトカオリン」と「グリーンイライト」

ホワイトカオリンの方が多く見えますよね。それは、ホワイトカオリンの粒子が細かいためです。

そして、それぞれの粉末を水で戻すと、下のようになります。

「ホワイトカオリン」と「グリーンイライト」の違い

ホワイトカオリンの方が、表面のひび割れが細かくいのもお分かりになると思います。

中のクレイのテクスチャも、ホワイトカオリンの方がなめらかでやわらかいです。

ホワイトカオリンは、他の種類と混ぜ合わせて使うこともできるので、最初にこれをひとつ持っておくと便利だと思います。

「まとめ

「キレイの先生」編集部です。

取材では左手の甲で、ホワイトカオリンとグリーンイライトのクレイパックを試させていただきました。

質感はホワイトカオリンの方がなめらかで気持ちいいのですが、時間が経つにつれ、グリーンイライトの方がひんやりとした感覚が残っていました。

それは、グリーンイライトの方が、デトックス効果が高く、体内から悪いものを吸い出しているからだそうです。

そしてクレイパックを落とすと、左手の甲は見違えたように白くなっていました。田中 先生にお聞きすると、「お肌の汚れがきれいに落ちたのでしょうね」と笑っていらっしゃいました。

今回、フェイシャルパックで試せなかったのが残念です。

ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA(ふま~な)さんでは、フェイシャルとボディの両方のケアに、クレイパックを取り入れていらっしゃいます。

また、「AromaFrance」のクレイパックの量り売りもできるそうです。

クレイパックの効果は、ご自分で体験していただくのがいちばんだと思います。皆さまにも是非、いちどご体験いただきたい内容です。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA(ふま~な) 田中 幸子 先生、「キレイの先生」編集部)

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