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クレンジングの選び方!合成界面活性剤の少ない種類はどれ?

Natural Forest organic beauty salon  山村 真紀 先生

クレンジングの種類と選び方!合成界面活性剤には注意しよう

「キレイの先生」編集部です。

皆さまは、スキンケアの中で、何がいちばん大切だと思われますか?

もちろん、すべて大切なのですが、その中でも特に大切なのは、何になるのでしょうか?

これまで色々なエステサロンの先生方に取材させていただきましたが、この質問で、もっとも多かった回答が「クレンジング」です。

大切だからこそ、クレンジングは、きちんと選びたいものです。

とはいっても、クレンジングもたくさんの種類があります。

どれを選べば間違いがないのか、迷ってしまうこともあると思います。

今回は、Natural Forest organic beauty salon の山村 真紀 先生に、そんなクレンジングの選び方のポイントをお聞きしました。

山村 先生は、ご自分のことを「化粧品マニア」とおっしゃられるほど化粧品のことに詳しく、ご自身でも化粧品開発を進められているそうです。

クレンジングを選ぶときのポイントにしたいのが、「合成界面活性剤(ごうせいかいめんかっせいざい)」だそうです。

それは一体、どういうことなのでしょうか?

山村 先生に教えていただきました。

目次

クレンジングと合成界面活性剤
・界面活性剤とは
・合成界面活性剤について

クレンジングの選び方
・合成界面活性剤の成分表示
・オーガニック認証

クレンジングの種類
・オイル・ジェルタイプ
・クリーム・ミルクタイプ
・サロンのクレンジング

肌に負担をかけないクレンジングの方法
・クレンジングのしすぎ
・30度前後のぬるま湯など
・朝のクレンジングは不要

まとめ

クレンジングと合成界面活性剤

クレンジングと合成界面活性剤

クレンジングの役割は、ずばり「メイクを落とす」ことです。

ただ、スキンケアの中では、お肌への負担がいちばん大きいものです。そのため、クレンジングは慎重に選ぶことが大切になります。

そこでポイントになるのが、「合成界面活性剤」です。

界面活性剤とは

メイクのアイテムには、油分が多く含まれています(中でも、特にファンデーションは、油分の量が多いです)。

その油分の汚れは、油分で落とします。

ただ、オイルだけでメイク(油分)の汚れを取ろうとしても、そのままでは水で洗い流すことができません。

水分と油分は混ざり合わないからです。

それ(水分と油分)を乳化させて混ぜ合わせるのが、界面活性剤です。

そのため、クレンジングには基本的に、界面活性剤が配合されています。

界面活性剤で、水分と油分を混ざり合わせることで、クレンジング時にメイクの油分を浮き上がらせて取ることができるのです。

そんな界面活性剤の中でも、クレンジングをお選びいただくときに注意していただきたいのが、「合成界面活性剤」です。

合成界面活性剤とは、化学的に合成して作られたものです。

合成界面活性剤について

合成界面活性剤と肌

お肌の表面にはバリアゾーンがあり、皮脂膜(ひしまく)と、角質(かくしつ)層の「外壁」と顆粒(かりゅう)層の「内壁」(この両者をあわせて角化層といいます)が、これに当たります。

用語解説

「キレイの先生」編集部です。「皮脂膜」・「角質層」・「顆粒層」について、補足させていただきます。

皮膚は、毛穴から「皮脂(ひし)」という油分が分泌されていて、皮膚の表面で、汗などの水分と混ざり合って、天然の保護膜である「皮脂膜」を作ります。

皮膚は、「表皮(ひょうひ)」・「真皮(しんぴ)」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層に分かれていて、そのもっとも表面に当たる表皮は、下のように、さらに細かな層に分かれています。

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「角質層」と「顆粒層」は、その表面側の2層になります。

お肌のバリアゾーンは、外部の刺激からお肌を守ったり、お肌の中の水分が蒸発するのを防いだりしていて、美肌にとても大切な役割があります。

合成界面活性剤は、そのバリアゾーンを、下のように壊してしまう原因になります。

お肌に必要な皮脂(油分)まで取ってしまう

角質にダメージを与えてしまう

すると、バリアゾーンが薄くなっていきますから、お肌は外部からの刺激に弱くなります。

また、お肌の中の水分も蒸発しやすくなります。

それが、お肌の乾燥やハリの低下などにもつながります。

さらに悪化すると、敏感肌の原因にもなり、化粧品をつけると赤みが出てしまうようになる場合もあります。

クレンジングを選ぶときに「合成界面活性がポイントになる」と言ったのは、ここに理由があります。

クレンジングの選び方

クレンジングの選び方

クレンジングは、メイクを落としつつも、お肌のバリアゾーンを壊さないことも大切です。

そのため、クレンジングを選ぶときは、合成界面活性剤の量ができるだけ少ないものがおすすめです。

界面活性剤の成分表示

化粧品の全成分表示は、基本的に、配合量の多い成分から並べられています。

そこを見ると、その化粧品にどんな成分が多く配合されているのかご確認いただけます。

「じゃあクレンジングを選ぶときは、合成界面活性剤が上位に表示されていないものを選べば大丈夫」とお思いになるかもしれません。

ただ、このときちょっと厄介なのが、合成界面活性剤は「合成界面活性剤」とは表示されないことです。

例えば、下記のような成分表示は、合成界面活性剤であることが多いです。

化粧品でもよく見かける成分です。

ラウリル硫酸~
ラウリル酸PEG~
ステアリン酸~
など

このような形で、合成界面活性剤に分類される成分は、1万種類以上あるといわれています(規制がありますから、そのすべてが化粧品に使用できるわけではありません)。

それらをすべて覚えるのは、とても無理でしょう。

私自身も、(合成界面活性剤の)全種類を網羅しているわけではありません。

現在は、その成分が、合成界面活性剤かインターネットで調べることができます。

心配な方は、クレンジングの購入前に、インターネットで成分チェックされると良いと思います。

他にも、『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典 / 著者 小澤王春』といった書籍でも調べられます。

また、パッケージに「無添加」と書かれていても、それは必ずしも「合成界面活性剤が入っていない」というわけではありません。

それは、香料が無添加という場合もあります。

「無添加」とは、何が無添加なのか、確認してみることをおすすめします。

オーガニック認証

サロンでは、オーガニックの化粧品を使用しています。

オーガニックの認証を受けるには規制があり、界面活性剤でも(植物由来のものなど)使える成分が決められています。

その分、安全性の高い化粧品といえます。

そのため、クレンジングを選ぶとき、そのアイテムがオーガニックの認証がついているか、それによって安全性の参考になると思います。

クレンジングの種類

クレンジングの種類

クレンジングの種類には、代表的なところで下記のようなタイプがあります。

・オイルタイプ
・ジェルタイプ
・クリームタイプ
・ミルクタイプ
など

この並び順は、洗浄力の強い順に並べたものです。

洗浄力が強いほど、汚れを落とす成分(つまり界面活性剤)の量も多く、お肌への負担も大きいと考えられます*。

そのため、私のおすすめは、お肌への負担が大きくない「クリームタイプ」や「ミルクタイプ」のクレンジングです。

では、それぞれのタイプにはどんな特徴があるのか、みていきましょう。

* 洗浄力の強さについては、そのアイテムやメーカーのコンセプトによって異なります。ミルクタイプだからといって、界面活性剤の配合量が少ないとは言い切れません。こちらは、あくまでも一般的な特徴であって、すべてのアイテムに当てはまるわけではありません。

オイルタイプ

オイルクレンジングは、もっとも洗浄力の高いタイプです。

その分、界面活性剤の量も多く、お肌への負担は大きいと考えられます。

また、オイルクレンジングは、粘性が少なくサラッとしているので、使うときに肌に摩擦が起きやすいです。

それも、お肌がダメージを受けてしまう原因になります。

* これらは、あくまで一般的な特徴です。商品によっては違う場合もあります。

ジェルタイプ

ジェルクレンジングは、オイルクレンジングよりも洗浄力は強くありません。

その分、界面活性剤も(オイルクレンジングと比べて)少なめです。

そして、オイルクレンジングと比べると、質感は優しく、少し粘性があるので、お肌との摩擦も起きにくいです。

比較的さっぱりとした使用感です。

* これらは、あくまで一般的な特徴です。商品によっては違う場合もあります。

クリームタイプ

クリームクレンジングは、クリームの厚みがクッションとなり、摩擦が起きにくく、優しく汚れを落としてくれます。

お肌に必要な皮脂(油分)を取りすぎてしまう心配もあまりありません。

クレンジングした後も、お肌に潤いを残し、しっとりとするのが特徴です。

* これらは、あくまで一般的な特徴です。商品によっては違う場合もあります。

ミルクタイプ

ミルククレンジングは、優しい洗浄力で、クレンジングの種類の中では界面活性剤の量も少なめです。

水分の量が多く、伸びが良いので、摩擦も起きにくいのが特徴です。

こちらも、お肌に潤いを残しやすく、優しい洗い上がりです。

* これらは、あくまで一般的な特徴です。商品によっては違う場合もあります。

サロンで使用しているクレンジングについて

最後に、サロンでは、どんなクレンジングを使用しているのか、ご紹介します。

サロンで使用している化粧品はすべて、オーガニックにこだわっています。

クレンジングは、主に2種類を使用していて、メニューによって使うものが変わります。

ひとつは、クリームクレンジングです。

こちらは、界面活性剤も配合されていますが、それも植物由来のもので、お肌には優しい成分が使われています(一般的な界面活性剤は、石油系の化学合成された成分が多いです)。

そして、「ダマスクローズ Organic Face」というフェイシャルのメニューでは、クレンジングは使用しません。

合成界面活性剤は不使用なので、敏感肌の方にもおすすめです。

専用のローションとオイルを使って、拭き取るようにしてメイクを落としていきます。

これは洗浄力のあるアイテムだからこそ出来る、少し特殊な方法かもしれません。

美容オイルでクレンジング?

「キレイの先生」編集部です。サロンの先生方の中には、美容オイルでクレンジングを行っている方もいらっしゃいます。例えば、下の記事では、オリーブオイルでクレンジングを行っている先生に取材させていただきました。

肌に負担をかけないクレンジングの方法

肌に負担をかけないクレンジングの方法

これまでお話してきたように、クレンジングは、お肌への負担があります。

クレンジングの選び方もそうですが、メイクを落とすときも、お肌にできるだけ負担をかけないようにしましょう。

そのためのポイントをいくつかご紹介します。

クレンジングしすぎない

「お肌がキュッキュッとなるまできれいにしないと、気になる…」

クレンジングをするとき、そんな方はいらっしゃいませんか?

ただ、クレンジングは長くやればやるほど、お肌のバリアゾーンを薄くしてしまいますから、出来るだけ短時間で行うのがおすすめです。

お肌がキュッキュッとならなくても、ちょっと残っているくらいが、ちょうど良いです。

そして、ゴシゴシ洗うとそれもお肌を傷つける原因になりますから、お肌に摩擦を与えないように優しく洗うようにしましょう。

また、クレンジングと一緒にマッサージするのも、やはりお肌のバリアゾーンを薄くする原因になりますから、おすすめしません。

30度前後のぬるま湯

お皿洗いするときのことを想像してみてください。熱いお湯で洗った方が、お皿の油汚れも落ちやすいですよね。

お肌にも同じことがいえます。

40度前後のお湯でクレンジングすると、お肌に必要な皮脂(油分)まで取りすぎてしまう原因になります。

クレンジングは、30度前後のぬるま湯で行うようにしましょう。

もしくは、水でも大丈夫です(特に敏感肌の方は、ぬるま湯よりも水がおすすめです)。

洗顔もぬるま湯で

「キレイの先生」編集部です。下の記事でも紹介していますが、洗顔で顔をすすぐときの水も、ぬるま湯がおすすめです。

朝のクレンジングは不要

朝は基本的に、クレンジングはしなくても大丈夫です。

特に乾燥肌の方は、しない方が良いと思います。

朝にメイクを落とす必要があるときは、出来るだけ手早くクレンジングすることを心がけましょう。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

クレンジングは、スキンケアの中でも大切です。

でも、アイテムや方法によっては、かえって乾燥肌などのトラブルにつながっちゃいます。

クレンジングの選び方は大切ですね。

特に、合成界面活性剤には注意が必要なようです。

合成界面活性剤がメイクを落とすパワーにもなっていますが、時としてお肌にダメージを与えてしまいます。出来るだけお肌に優しい方が嬉しいですよね。

山村 先生のおっしゃるとおり、クレンジングの購入前に、インターネットで成分を調べてみると安心かもしれません。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:Natural Forest organic beauty salon 山村 真紀 先生、「キレイの先生」編集部)

* 2016年4月11日に公開した『クレンジングの種類と選び方!合成界面活性剤には注意しよう』を再編集しました。

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