身体の中でも、皮膚(お肌)は優先順位が低い。残念ながら、脳はそう判断しています。だから、お肌はご自分で意識してケアしてあげることが大切になります。
お肌にも血流が大切な理由
脳は、身体の中で大事にする優先順位を決めています。
生命維持に大切な脳や心臓を守り、そしてその次が内臓といった具合です。
皮膚は、後回しにされます。
例えば、血行が悪くなったときのことを考えてみます。
血液は全身に栄養を運び、不要な老廃物を回収します。
もし、内臓に負担がかかり、「内臓に優先して血液を運ばなければ」と脳が判断すると、皮膚は栄養不足になり、老廃物も回収されにくくなってしまいます。
この状態では、皮膚のターンオーバーが乱れたり、乾燥したりすることもあります。
血液の流れを良くすることが、美肌作りには重要です。
運動で血流を上げる
血流を良くするには、まずは「運動」がお勧めです。
ふくらはぎが「第2の心臓」といわれること、聞いたことはありませんか?
それは、ふくらはぎの筋肉の収縮と弛緩によって、足先の血液をポンプのように上半身に戻す働きがあるためです。
このように、筋肉は「ポンプ」の働きもあります。
つまり、血流を良くするには、筋肉を動かすことです。だから、運動が大切になります。
そして、筋肉が動けば、熱を発しますから、冷えの改善にもなります。
ダイエットのために運動を始める方が多いと思いますが、実は運動して筋肉が動くことで、血流が良くなり、老廃物の回収もスムーズになって、潤いのある美肌につながります。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:インテグレーションセラピー Jirri 大石 聖子 先生、「キレイの先生」編集部)
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