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「肌のゴールデンタイム」はアーユルヴェーダでも証明済み?

アーユルヴェティックアロマセラピーサロン BeauRysm  ねもと かなこ 先生

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アーユルヴェーダでは、私たちの体質を「ドーシャ」として3つに分類し、ドーシャとは生命エネルギーのことを表します。これだけ聞くと、「生命エネルギー?」と聞いて首をかしげる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アーユルヴェーダは、スピリチュアルなものではなく、論理的に組み立てられた昔ながらの知識で、その奥深さはとても興味深いものです。その面白さを皆さんに少しでもお伝えできたらと思います。

(編集部:アーユルヴェーダについては「アーユルヴェーダって何? 美容法? いいえ、もっと広く…」も合わせてご参照ください)

ドーシャから代謝を読み解く

前回の記事で紹介させていただきましたが、まずはドーシャについての復習です。

アーユルヴェーダでは、人の体などを下記の3つの性質に分類することができ、それを「ドーシャ」といいます。ドーシャには、性格や体形の特徴があるのですが、ここでは「寒暖」の特徴と合わせ、それぞれのドーシャをご紹介します。

・ヴァータ(風の性質):冷たい

・ピッタ(火の性質):熱い

・カパ(土の性質):冷たい

(ドーシャについての詳細は、「おしゃべりのお肌は? アーユルヴェーダで性格から肌質分析」をご覧ください)

寒暖の特徴から代謝の良し悪しを当てはめる

今回フォーカスしていきたいのは、ドーシャの「代謝」の良し悪しです。

「身体を冷やしてはいけない」と聞くと思いますが、それは身体が冷えると、代謝が悪くなってしまうことも、ひとつの理由です。つまり、身体が温かいと代謝は良くなり、冷えると悪くなります。

それをドーシャに当てはめ、代謝の良し悪しを3段階に分けてみます。

■ ドーシャの代謝の良し悪し
・ヴァータ → 冷たい → △
・ピッタ → 熱い → ○
・カパ → 冷たい → ×

ヴァータとカパは、同じ「冷たい」特徴を持っていますが、代謝はカパがもっとも悪いと考えられています。例えば、カパの特徴的な体形は、ぽっちゃり型です。代謝が良ければ太りづらいですから、ぽっちゃりしているということは、代謝が悪いことの表れです。

どの時間帯に何のドーシャが強いか?

ドーシャで分類されるのは、私たちの体質だけではありません。季節や時間帯も、3つのドーシャで分類することができます(正確には、私たちの身体は3つすべてのドーシャを持っており、「どの季節、どの時間帯に、何のドーシャが強くなるのか?」とお考えください)。

時間帯別で強いドーシャ

まずは、どの時間帯にどのドーシャが強くなるのか、みていきましょう。

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06:00~10:00 カパ
10:00~14:00 ピッタ
14:00~18:00 ヴァータ
18:00~22:00 カパ
22:00~02:00 ピッタ
02:00~06:00 ヴァータ

アーユルヴェーダ的にはどの時間帯の代謝が良いか?

では、それぞれの時間帯で強くなるドーシャに、代謝の良し悪しを当てはめてみると、どうなるでしょうか?

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06:00~10:00 ×
10:00~14:00 ○
14:00~18:00 △
18:00~22:00 ×
22:00~02:00 ○
02:00~06:00 △

こうして時間帯をドーシャで分類してみるだけで、日々の生活のヒントを得ることができます。

では、ここから、どんなことが分かるのでしょうか? 少し掘り下げてみていきましょう。

「お肌のゴールデンタイム」はピッタ

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22:00~02:00の時間帯、何かお聞きになったことはありませんか?

この時間帯は、「お肌のゴールデンタイム」といわれています。お肌の新陳代謝がもっとも活発に行われ、お肌が生まれ変わる時間と考えられています。

では、アーユルヴェーダにおける、時間帯別のドーシャのグラフを見直してみましょう。

22:00~02:00は、「ピッタ」が強い時間帯です。ピッタは火の性質を持ち、熱いという特性を持っており、代謝が良い時間帯です。

お肌のゴールデンタイムとぴたりと一致しますね。

お肌のゴールデンタイムは、お肌の新陳代謝を働かせるために、睡眠をとっているのが良い、といわれています。それはアーユルヴェーダの観点からみても正しいといえます。

昼食を重く、朝食・夕食を軽くする

他にも、食事をどうすれば良いかということも、この「時間帯別で強いドーシャ」からヒントがみえてきます。

食べ物の消化は、代謝の良さと比例します。そのため、代謝の良い時間帯に食事するが好ましいです。

アーユルヴェーダでは、「朝昼晩の内、どの時間帯がもっとも代謝が良いのか」を照らし合わせてみると、面白い結果が出ます。

昼食は「ピッタ」でたくさん食べる

まず、もっとも代謝が良いのは、ピッタのドーシャが強まる、昼食の時間帯(10:00~14:00)です。

アーユルヴェーダの観点から考えると、昼食は、一日の中でいちばんしっかりと食べなければなりません。

朝食と夕食は「カパ」で軽くする

一方で、私たちが朝食と夕食を食べることが多い時間帯(06:00~10:00 → 朝食、18:00~22:00 → 夕食)は、どちらもカパのドーシャが強く、代謝が悪い時間帯です。消化も悪いともいえます。

そのため、朝食と夕食は、食事を軽くしたり、免疫力のあるものを食べるようにしたりするのが良いでしょう。

つまり、昼食をもっとも重くして、朝食と夕食を軽めに済ませるのが、健康的な生活を送るポイントです。

まとめ

アーユルヴェーダは、近代科学が生まれる遥か前に誕生しました。一部には、スピリチュアルな印象もあるかもしれませんが、実際には、大変理論的に組み立てられています。

アーユルヴェーダの奥深さは、この記事だけではとてもご紹介しきれませんが、「お肌のゴールデンタイム」との一致など、現代でも通用する面白さを感じていただければ嬉しいです。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:アーユルヴェティックアロマセラピーサロン BeauRyzm ねもと かなこ 先生、「キレイの先生編集部」)

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