きれいの条件は、いくつありますが、まずは、お肌がきれいなこと、そしてお顔に歪みが少ないことが挙げられるでしょう。前回の記事でご紹介した「小顔」についても通じる部分ですね。(詳細は「小顔を作るのは顔だけではない! 美肌、そして首も大事!?」をご覧ください)当然、お顔のお悩みや、お肌の質は、おひとりおひとり違うため、ご自分に合ったケアを行う必要があります。ただ、誰にも共通する、日常生活で改善できることもあります。今回は、きれいでいるために注意したい生活習慣をいくつかご紹介します。
基本は毎日のスキンケアをきちんとすること
まずは、毎日のスキンケアはきちんとご自分のお肌と対話しながら行うようにしましょう。
中でも、もっとも大切なのは、洗顔です。毎日の洗顔では、お顔の汚れはもちろん、むくみやくすみを取りのぞいて、お肌を艶やかに仕上げていくイメージを持って、洗い上げるようにしてみてください。そのことを意識しながら優しく泡で洗うことで、必ずお肌は変わってきます。
季節やご自分に合った化粧品を選ぶ
また、お使いのアイテムも、季節に合わせてお選びいただきたいです。例えば、夏でしたら通常以上に紫外線対策を心がけたいですし(紫外線対策はオールシーズン必要です)、秋冬はお肌が乾燥しやすいので保湿のアイテムを取り入れていきたいです。
もちろん、ご自分のお肌に合ったアイテムをお選びいただくことも大切です。それには、きちんとカウンセリングを受けて、ご自分のお肌を知っていただくのが、本来はいちばんです。
ご自分のお肌を知ることはスキンケアの第一歩ですから、ご自分のお肌ときちんと向き合ってほしいと思います。
スキンケアをきちんと行って生活習慣に気をつける
きれいの条件の「お肌がきれい」でいるためには、毎日のスキンケアをきちんと行うことが基本です。
その上で、これからご紹介する「歪みが少ないお顔」でいるための生活習慣に気をつけてみてください。
首をかしげて話さない
写真のように、首をかしげて話をすることはありませんか? もし、そのような話し方をする癖があれば、いちど鏡でお顔をチェックしてみてください。もしかすると、お顔が歪んでしまっているかもしれません。
例えば、右の方に首をかしげていると、右の頬が重力で落ちて、たるみにつながりやすくなります。
また、首の右側が詰まるようにして、首の右側だけ短く(見えるように)なってしまいます。首がきれいに伸びていることは、小顔には大切なことです。首に左右差があると、お顔全体もアンバランスな印象になってしまいます。
このように、首をかしげる姿勢は、左右のバランスが崩れて、お顔の歪みにつながってしまう場合もあるので、注意してみてください。
にこやかな表情で過ごす
表情がその方の印象を作り出す
普段の「表情」が、お顔の印象に大きな影響を与えます。
例えば、眉間にしわを寄せることが癖になっている方は、その位置で、「線」となって残ってしまいます。そうすると、「眉間にしわが寄ったお顔」が作られてしまい、「いつも眉間にしわを寄せている人」という印象を作ってしまいます。
特に、40代を過ぎると、筋肉の癖が残りやすくなっているので、その方の性格がお顔に顕著に表れてくる印象があります。お顔の印象で「怖そう」「暗そう」と見られがちな方は、実際に、そういった発言が多いように感じます。
年齢を重ねるごとに、より素敵な表情で、「楽しそう」「幸せそう」、そんな印象を与えられるようになっていきたいですよね。そのためには、まずは、普段の発言と、そのときにどんな表情をしているのか、意識してみると良いと思います。
ほがらかな笑顔を心がける
そのため、あまり苛々したり、ネガティブな発言ばかりしたりせず、ポジティブに、にこやかに過ごすようにしてみてください。難しい顔をして眉間にしわを寄せない、口角が下がっていれば上げる、そのようなことを意識してみましょう。
いつも満面の笑顔でいなくても良いのです。笑顔を10段階に分けたとき、満面の笑顔を10とすると、3~4くらいのほがらかな笑顔でお過ごしいただければ、それが癖となって幸せな表情と印象を作り出すと思います。
お顔の歪み・むくみにつながる生活習慣
他に、お顔の歪みにつながってしまう生活習慣を簡単にご紹介しますので、下記の癖がある方は気をつけるようにしましょう。
お顔の歪みにつながる生活習慣
・足を組む
・頬杖をつく
・荷物はいつも片方の手で持つ
・寝るときの方向がいつも同じ
・食事は片側の歯で噛む
・虫歯(虫歯ではない方の歯で噛むことになるので)
むくみにつながる生活習慣
また、お顔の歪みではありませんが、むくみにつながってしまう生活習慣も合わせてご紹介しますので、こちらも注意してください。
・甘いもの、しょっぱいものをよく食べる
・夜、湯船につからず、シャワーだけ済ませてしまう
・水分をあまりとらない
・あまりトイレに行かない
まとめ
お顔・お肌を作るのは、毎日の生活です。エステに行ってきれいになっても、生活習慣が悪ければ、すぐ元に戻ってしまいます。
生活習慣が美容の基本となることを忘れずに、日々を送っていただきたいと思います。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:フルール クレール 田中 恵美子 先生、「キレイの先生」編集部)